シュヴァルツェスマーケン 1 神亡き屍戚の大地に (ファミ通文庫)
- エンターブレイン (2011年5月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047273061
作品紹介・あらすじ
一九八三年。異星起源種BETAの侵略を受ける東ドイツは血みどろの消耗戦を続けていた。テオドールは、最強と謳われる戦術機中隊「黒の宣告」の一員でありながら国も人も信じず、己が生き残るためだけに戦う衛士であった。そんな彼が、戦場で孤立した西ドイツ軍衛士の少女を助ける-。大人気PCゲーム『マブラヴオルタネイティヴ』の物語より遡ること一八年前-欧州の苛烈な戦争に身を置く若き衛士たちの、生死を賭けた戦いがいま語られる。
感想・レビュー・書評
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ロケーションが東独ちゅうだけでも買いやね。
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2012.10.3 推薦者:じみー(http://ayatsumugi.blog52.fc2.com/blog-entry-196.html)
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マブラヴオルタネイティブ本編(2000年)の17年前(1983年)の東ドイツを舞台にした物語。
本編でも十分に劣勢といえる人類側は、ようやく対BETA用の兵器として戦術機を実戦投入しはじめている時代、しかも舞台が17年後の世界においては「既に国家が存在していない」ことが史実として確定している「東ドイツ」であるため、最初から主人公たちの国々の行く末を、読者は知った状態で読み始めることとなります。
また、社会主義国家である東ドイツを舞台にしているだけあり、BETA以上に国家の行き過ぎた統制と、そのなかでの利権争いが複雑にからみ合っており、どこまでも明るい要素がありません。どす黒いです。
1巻では、物語のカギを握るある秘密を持った少女カティアが、東ドイツ最強の戦術機中隊、第666戦術機中隊「シュバルツェスマーケイン」の一員として認められるまでを描いてます。
マブラヴオルタの世界では、国家による人間の考え方の違いが鮮明に描かれる事が多いですが、今回の「柴犬」においても、社会主義国家である東ドイツと、資本主義国家の西ドイツ。その相反する性質の、けれど同じ名前を持つ国の行く末が気になる展開でとなっています。 -
マヴラブ オルタナティブという作品のスピンオフ作品です。
世界観が特殊で、初めて読む人にはすこし話を掴みにくい作品です。ですが、世界観説明が後ろのほうに載っているので大丈夫ですよb
第二次世界大戦後の東ドイツが舞台となっている。
東ドイツ最強の部隊『黒の宣告』に所属する青年テオドールの物語。
西ドイツから亡命してきた少女カティアとの出会いがテオドールを成長させていく。
社会主義やシュタージといった思想統制を行うものたちの監視のなか、人類の敵であるBETAと戦う。 -
第二次大戦後の東ドイツがパラレルワールドとなっている小説
BETAって敵が無制限に出てくるので、崩壊寸前世界って設定
人型兵器が、その当時からの進化で出来るのかよ、とか
部隊が女の子だらけなのは、男はもうとっくに兵士で殆ど死んだからだ
っていうような理由すらなく、女だらけなので、さすがラノベ。
慣れるまで、非常にフォントも文章も読みづらい。