龍ヶ嬢七々々の埋蔵金1 (ファミ通文庫)

著者 :
  • エンターブレイン
3.42
  • (12)
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  • (14)
  • (2)
本棚登録 : 336
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047277861

作品紹介・あらすじ

「八真重護、島流しの刑に処す」と親父に勘当された俺を待ってたのは人工学園島の極貧生活と、激安アパートの美少女地縛霊だった!その名も龍ヶ嬢七々々様、生前はGREAT7の中心人物だったが今やネトゲ三昧のニート地縛霊。コレって一応美少女と同棲?俺、始まった!?否、始まったのは島中に隠された"七々々コレクション"を巡るノー冒険・ノーライフな争奪戦の日々!第13回えんため大賞「大賞」受賞。

感想・レビュー・書評

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  • 好きなテーマの小説だが、もう一つ話に入ることができなかった。

  • 読み通すのが苦痛なくらいつまらない
    小説としての出来は平均やや下くらいだろうけれど
    作者の書き方でなく描かれている登場人物の行いについていけない
    たまにこういうのがあると世の中広いと思う
    いろいろなひとがいるものだ

  • 稼業を継ぎたくない、と言ったら、島流しにされた主人公。
    借りた部屋には、幽霊の先住人が存在した。

    チートな存在なのに、なぜ彼女は死んだのか。
    誰が殺したのか…も謎ですが、隠した財宝も謎。
    その存在も、ですが、どうやって誰が隠したのか。
    それを言ったら主人公も…なのですが、そちらの謎は
    最後の方に解決されます。
    継ぎたくなかった稼業の内容も。

    冒険と人の欲ががっちり詰まった内容でした。
    特にメイド。
    それにつられる主人公(笑)
    同じ穴にかかりすぎです。

  •  推理モノのプロットの巧拙を評価できるほどの数を読んだわけではないので、上手く言えないが、主役を含め、登場人物が皆、腹に一持抱えているのはなかなか面白い造形。あらゆる場面で味方とは限らない、すなわち、是々非々で対立し、あるいは共闘し、あるいは傍観する、というのは割に好みの構図。◆宝探しをそれぞれの思惑を持ちつつ実行していくというのは、本音と表面とが分離し、予想外の展開や帰結を期待できる。上手くすれば化けそうな予感はある。

  • 主人公に好感(むしろやや不快)を持てなかった。

  • アニメを見てあらすじは知っていました。
    一人称はあまり読みやすいものに出会ったことが無いけれど、悪くなかったように思います。
    ただ、知っていたらより楽しめるかもしれない、何かのアニメの元ネタ(とおぼしきもの)が分からないので、面白いはずのところが面白く無かったです。
    宝探しは楽しみです。次はどんなところに行って、どんなものが出てくるのでしょうか。

  • 星3・5寄りの4。

  • 面白かった。やっぱ冒険とか伝説とか、人智を超えた謎は人間が生きるために必要。

  • 「遺跡」が学校の中や建設中の高層ビルの中にあったりする、現代のトレジャーハンターという設定は面白そうではあるのだけど。
    なんというかこう、もっと冒険感を出して欲しくはあった。
    メインヒロインが活躍しないのは、設定的に仕方ないのか。

  • 全体を通してかなりつまらないんだけど最後の10ページぐらいは面白かった

  • 面白かったんですが一点だけ。

    コンビニの防犯カメラの映像は、関係者以外見ることができませんよ。
    警察でもないのに外部に持ち出せるわけがありません。

  • 評価:☆4

    第13回えんため大賞受賞作。
    父親に勘当され、七重島に流された重護が住むことになったアパートにはいろいろ'ついている'…?


    ヒロインが地縛霊。何これ新しい。
    と思ったら真のヒロインは天災な気もするw
    地縛霊ゆえに部屋から一歩も出れないという設定は後々厳しそうだけどどうなるだろうか。

    七々々コレクションも完璧なチートではなかったり、ところどころで伏線をまいておいて後半に回収したりと、物語(のつくり)が全体に丁寧で好印象。
    反面、キャラがちょっと薄っぺらい気がした。
    後、文体にブレがあったのが気になったな。ラストの346Pとか盛り上がるとこなのにもったいない。
    これはどっちでもいいんだけど、応答する意味での「ああ、」が全部「ああっ、」になってるのが気になってしょうがないwあれわざとなのかな?

    明確な夢を持つ天災や一心と触れ合い、七々々の信頼を得たことで逃げるばかりだった自分から一歩進んだ重護が良かったね。
    七々々がコレクションをばら撒いたのも夢を追いかける気持ちを失って欲しくなかったからだし、夢というのはこの作品におけるキーワードかもしれない。

    これからどう進んでいくのか。
    まだまだ気になる伏線もあるし楽しみだ。

  • 知恵を駆使してお宝探しをする話かと思っていたが、色々ごちゃごちゃ並んでいてよく分からない。
    キャラクター大賞は間違いなく壱級天災。付き人の星埜ダルクと合わせて、見た目も中身も信念もキャラが立っている。他の登場人物には特に魅力を感じなかった。七々々ちゃんも肆季さんも本当は凄い人設定なんだろうけど、だらだらしている人にしか見えない。職業として成立している怪盗団が出てくることに冷めた。更に、冒険部入部試験。普通の人だったら、二階から不意に落とされたら大怪我しますよ?

    主人公が七々々と初めて会った時の、オッパイオッパイ呟いている文章でかなり引いた。お色気ハーレム小説を目指しているわけでもなかろうに。それとも何、年頃の男子ってみんなあんなもんなんですか。

  • ラノベですねぇ。
    ヒロインが2人なんですがサブであろう方に力入れすぎてなんかぼやけてしまった感じです。
    あとこっちの世界のネタを入れるのがあんまり好きじゃないので星3つな感じです。

  • 家業を継ぐのを嫌だと親と喧嘩をしたら勘当されて島流しに.
    そこで家賃5000円/月の格安物件を発見.
    契約すると,なんとそこには地縛霊の少女が.
    で,その少女を殺した犯人を見つけ出して復讐するまでは成仏しないという.
    そんな彼女の埋蔵金と言われる不思議アイテムを探したりなんだり.
    まぁ,そんなわけで幽霊との同居話+トレジャーハントかな.
    自称・名探偵がウザキャラ過ぎてアレ.

  • 宝探しは宝探しなんだろうけど冒険はほとんど入らない感じですな。でも割と楽しく読めました。最後のひっくり返し方は予想外だったし。キャラも一癖(以上か?)あるものばかりで面白いですね。続巻でどう絡んで(掘り下げて)くるかも楽しみです。

  •  巨大な学園都市のある島に転校してきた主人公が、アパートに居着いている地縛霊ちゃんが生前隠していた不思議アイテムを探そうとするはなし。うーん長かった。

     宝探し&犯人探しという、要素だけ見ればものすごく好みなんだけど、なんとなく入り込めなかった。原因はたぶん、キャラクタの誰も、本気で宝や犯人を探してないからだと思う。

     みんなが宝を欲しがる理由は「なんとなく面白そうだから」なので横取りされてもそれほどショックじゃなさそうだし、自分を殺した犯人を探したいと言ってる地縛霊ちゃんですら、毎日ネットゲームでそれなりに楽しそうなんだもの。

     「人の夢を笑うな!」って繰り返し言ってる主人公の夢が「世界征服」。人がそれを笑うのは、夢が大きすぎるからじゃなくて、ものすごく漠然としてるからでは……。

     立ちはだかる謎や暗号が、いじわるなぞなぞレベルなのにも脱力してしまった。

  • いやー、面白かったなあw
    設定はありがちといえばありがちですし、
    会話も若干ネタ元ありきのコメディが若干ありますが、

    基本的な会話のセンスはイイ。
    キャラも立ってる。

    難を言えば敵がしょぼいとかですかねw
    100%傑作とまでは思わないけども、

    大賞にふさわしい快作でした!

  • 久しぶりに主題のあるラノベに出会った気がします。登場人物のキャラも立ってるしボリューム的にも丁度良いです、悪魔のミカタみたいな感じで進んでいくのかな?主人公は今のところ打たれ強いだけでジロウ君っぽい。

  • 親に追放され独立都市となっている島にやってきた高校生の主人公・重護が、部活の仲間と共に島に隠されたお宝を捜すお話。


    無気力系主人公(ただし肝心のところでは熱い)、変態コメディ、
    男の娘に他作品からとってきたパクリな会話と、
    最近話題の要素を詰め込んでみました、って感じの作品。
    肝心のアドベンチャーパートも、
    「え?そんな答えなの?」
    と納得いかなかったり、イマイチ情景を思い浮かべられなかったり・・・。


    とまぁ否定的なことばっか書きましたが、デビュー作であることもあり、
    もう少し読んでみてもいいかなと思えるくらいには満足しました。
    2巻も買ってこよう。

  • 人気だと言うことで読んでみた。なかなかに面白かった。七々々(一発変換できない)という言う地縛霊の住む部屋にやってきた重護がコレクションを求めてトレジャーハントする内容。大賞になったのがうなずける出来だったと思う。
    ヒロインは完全に天災な訳で。七々々はすでに死んでるし。まぁ、コレクションの中に蘇生系のものがあるかもしれないけど。
    てか、天災がウザかわいいので他の要素はどうでもいいとか思ったり。
    夢を本気で叶えようとしている登場人物に、諦めてしまってる自分は羨ましいと思って読んだ。重護藻そんな感じ何だと思ったり。
    2巻買ってくる

  • 今まで積山の中に埋もれてて放置してたんだけど
    何気に手に取ってみたら なかなかナカナカ。

    感動もなく特に目立ったのはないけど、読みやすい。


    久々のあたりの予感。

    ってすでに2巻出てる!!
    気付かず・・・次に期待!


    それにしてもあの山・・・
    後何冊読んでないんだろうか・・・
    読んだ本と読んでない本を一緒に置くのはいけないね。


    ・・・ときどき同じ本が2冊あったりするのが悲しいね><

  • 誰がヒロインなのかよくわからなかったし、主人公の正体に関するオチもどうもパッとしなかった。

  • 主人公が反抗期のクソガキで言動が妙にリアルだ。逆上しかけて安っぽく饒舌になるあたりは実にそれらしい。女の子はかわいく描写できてるし主人公の出自や各勢力の関係など舞台設定はなかなかだが話はインパクトに欠ける。良くも悪くも第一巻って感じ。探偵ちゃんが便利すぎるので今後どうなるのか不安と期待が入り混じる。

  • もう一冊出たら読んでみたい。

  • 人工学園島に眠る財宝、七々々コレクションを廻る地縛霊と冒険部の物語。
    エンタメ大賞小説部門大賞作品。

    初巻ということで世界観を説明する文体が多いことがあるのですが、この作品はそういった説明を上手く盛り込んで会話や小さいフラグのような形で上手く表わしていて非常に読みやすかった。
    物語の構成も最後はこういう展開になるの!?とちょっとした面白い感じがあり、キャラもよくテンポもよく楽しめました!
    若干、バカ成分がイマイチだったかなぁという印象があるもののこれからまだまだ広がりそうな感じがするので次回に期待でそうです。

  • ファミ通文庫の推しである様で・・・あ、大賞受賞作か。
    代々伝わる家業を継ぎたくないと意思を表明したことで父親から勘当され
    学園都市と化している島に転校を余儀なくされた高校生の重護。
    格安のアパートと即金で契約して入居するとそこにいたのは地縛霊となった少女・七々々。
    彼女は島を立ち上げた7人の一人であり、生前はその才と行動力により島を改造発展させ
    また度々世界を旅しては秘宝を収集していました。
    彼女の死後それらは島の至る所に隠され七々々コレクションと呼ばれる事に。

    秘宝の一つ一つは特殊な力を持つアイテムであり、それを巡って争奪戦が繰り広げられ、
    重護はそれに巻き込まれ・・・と言うか自ら突っ込んで行っていますね。
    と言うのも、七々々は殺されたので、その犯人を殺さないことには成仏できないと言っていたので
    同情を抱いた重護が犯人捜し協力を決断しての流れ。
    七々々は地縛霊であるので部屋からは出られないようです。

    とまぁ、冒険譚といった所でしょうか。読んだ限りに於いては全体的には文章に破綻はないものの、
    部分的には何となく読辛く感じられる箇所も無くはありませんでした。
    名探偵を自負する少女を始め、メイド女装の少年等癖のある人物ばかりが登場。
    また人物の名前がいちいち奇を衒ったものばかりでいかにもラノベ的な安っぽさを抱いてしまう。
    壱級天災、唯我一心、不義雪姫等。他もレアものばかりですね。
    こんなのばかりだとどうも読んでいてノイズが入ってしまい、物語に集中出来ません。
    喜ぶ読者もいるのでしょうがね。奇が個性であると考えていると。。

    物語も陶酔が過ぎて破綻を来すまでには至っていないものの、
    終始場当たり的な展開に感じられる部分があり、感心するには至りませんでした。
    コレクションを狙う組織、グループの区分けが曖昧であり、
    突然与してみたり、裏切ったり。裏切られた後もそのまま行動を共にするとしたり、
    何だか心理的葛藤も感じられない雰囲気が、物語の厚みを損ねているのかもしれません。
    悪くはないのですが、絶賛するほどでもないかな。。。
    続編はあるでしょうが、一寸微妙なものに陥りそうな作品かもしれません。
    癖があることを正とするのであれば、高く評価出来るのでしょうが。。。
    個人的にはバランス感がもうひとつかなと。

  • 文章がやや硬くて盛り上がりに欠ける。が、これからきっと売れていくだろうな、という感じがする。

  • 大賞だったので思わず購入。大賞なので期待しましたが、絶賛するほどでもないですかね。買う価値はあるかと思います。ですが、"大賞"だからといって過度な期待はしない方がいいかと思います。期待せず、大賞ということも忘れて読んでください。

  • 半鎖国状態の人工島で主人公の同居人(地縛霊)が生前に隠した遺物を追うトレジャーハンターもの.遺物を巡っていろいろな勢力がひしめき合う中,主人公がずっと受動的でもなくやられっぱなしでもないのがよい.
    といってもチートみたいなキャラの手のひらの上で動かされている感を隠しておらず,どちらかと言うとキャラ勝負の出たとこ勝負な印象.えんため大賞らしいといえばらしい.

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著者プロフィール

第13回エンターブレインえんため大賞小説部門大賞受賞『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』でデビュー。全12巻。

「2016年 『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金12 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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