ニセモノ皇帝と三人の従者(美形) (ビーズログ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/エンターブレイン
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本棚登録 : 41
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047298866

作品紹介・あらすじ

勝気な少女メグは、ある人物に姿が似ているのを見込まれ、理由がわからぬまま王宮に連れてこられる。その人物とは、13歳の若さで皇帝となったユウェル。そう、メグは暗殺の危険がある彼の身代わりとして呼ばれたのだ!クールな摂政シオン、人懐こい騎士スフィル、そして我侭皇帝ユウェル本人が彼女の護衛兼監視に付き、他国の姫との見合いに臨むが…。恋愛イベント多発(!?)逆転王道ラブ!

感想・レビュー・書評

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  • 身代わりになろうと思った理由とか、設定に関する部分は弱いなと思うのですが、キャラの魅力で楽しく読めました。
    恋になる前の、気にかけてるくらいの距離感も良かったです。

  • 下町で育ったメグが、美形三人に囲まれて、身代わり皇帝を引き受け役目を果たすまでがテンポよく展開していく。
    陽気で優しく熱血的な面のあるスフィル。
    堅物で冷徹に家臣たろうとする摂政シオン。
    この母違いの兄弟と幼なじみの13歳の皇帝ユウェル。
    13歳で皇帝となった少年の孤独を察し、身代わりとなることを引き受けたメグだが、それぞれの立場からメグを心配、もしくは利用しようと考える思惑が絡まって、引きこまれた。
    宝塚の男性役的な女性も惹きつけるかっこよさのあるメグの言動は小気味よくて、予想より面白かった。
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4429.html

  • 初読みの作家さんでしたが楽しく読ませていただきました。イラストは雲屋さん。この人の描かれるイラスト好きなんですよね。なのでジャケ買いもあったのかも。
    内容はタイトルの通り。少年王ユウェルと何故か似ている主人公メグが、彼の代わりに王様をすることになる話。メグを厳しく指導するシオン、メグを守るスフィル、そして13歳の新皇帝陛下ユウェル。そんなタイプの違う美形たちに囲まれる逆ハーものでもある。けれど、誰とくっつくのかはまだ分からない感じ。個人的には次男が好きだけど。
    ただ途中に誤字脱字?がちょい目立つし、2巻の発売が延期になってしまったので無事に続きが出るのかな?(笑)出たら買おうかな〜。

  • 帯の「(女の子だけど)皇帝の影武者、はじめました。」
    と裏のあらすじを読んで購入を決定しました!!

    内容は、帯の通り、肯定の影武者となったヒロインの話です。

    此方のタイトル(美形)などとついてふざけたことになっていますが、
    内容は恋愛よりもストーリー重視! 文章も読みやすく伏線のはりかたも良い!
    素晴らしき少女小説でした。
    残念な点をあげるとするならばタイトルだけですね……。何故このようなタイトルにしたのか……
    時代のせいですか?


    登場人物
     ★主人公 メグ・バーシア
        皇帝にそっくりの外見をしている。色々あって(本編を読みましょう)皇帝の影武者となる。
        元気で察しも良く出るタイミングも引くタイミングも上手い、
        かといって少女という前提を覆すこと無い素晴らしきヒロイン!

     ★シオン・ジュレット
        クールで主人公に興味のない男。
        ほぼ冷たい当たりで常識的。
        主人公のような立場の者にこういった当たりをするキャラのいる安心感!!!!
        しかし、冷たいだけでなく真は良い奴な所も良いです。

     ★スフィル・ジュレット
       無邪気なやんちゃ系。でも兄貴系!!
       主人公の傍にいつでもいてくれる正ヒーローかな?と読みすすめるも
       そうでもないところがまた良い!!

     ★ユウェル・シャラマン
       ヒロインにそっくりな!ヒロインがそっくりな?皇帝です。
       この中では最年少です。不遜な喋り方と少年ぽさがとても良かったです!!
       少年キャラ大好きな私のハートは打ち抜かれました……

     と、乙女ゲームばりに良いキャラが散りばめられておりますが、
     この小説の素晴らしい点は、恋愛に現をぬかさず自分の使命をきちんと果たすヒロイン!!
     にあります。

     影武者となる経緯から、影武者として役目を果たすまでヒロイン、メグの心情がきちんと描かれているのが好印象でした。
     また、影武者をすることとなったヒロインに対する他主要人物の感情の揺れも分かりやすく面白かったです。

     メグに関する謎はまだ解明されていません。伏線もはったままのもいくつかありました。
     この終わり方を見ると長編の導入部ですね。続きが読みたいと思わせる終わり方でしたし。
     一応きりの良い所で終わっているので良かったです。

     あっさりとした文章ですぐ読めてしまうのも魅力的でした!

     是非とも続きを出して頂きたいです!


    ♥個人的萌えポイント♥≪ネタバレ有≫
     ・個人的にショタキャラ大好きなので、ユウェルの不遜からデレの流れが良かったです。
      ユウェルの素の部分から彼を理解し真っ直ぐに向き合うメグに思わず惹かれてしまうユウェル……
      ショタというには年齢13歳で少しばかり歳いってますがショタの範囲です!!
      こんな可愛いらしいツンデレは久しぶりにお目にかかりました。
      小説読みきってもしかして……と思う部分があったのでもしかしたらくっつけられないかもしれませんが
      もしくっついたらそれはそれで良いと思ってしまいます!!

  • 雲屋さんイラストだと、どうしても浅黒い肌キャラに目がいってしまうため、次男推しですわ。謎が残ったままなので、続き物なんでしょうね。句読点抜けてルカメンバーになってたり(ルカがメンバーにじゃないの?p145)、昨日ユウェルが襲われたのは(p234)でしょ。ここが明日だと時制合わないしなぁ。ところどころ引っかかるので次出ても読まないかな私は(^ω^;)

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著者プロフィール

1994年『透き通った空の破片』でデビュー。BL作家。代表作『守護者がめざめる逢魔が時』(キャラ文庫)では、難しいとされるBL×ホラーに挑戦し、新たなジャンルを開拓した。

「2017年 『ちび神さまの初恋むすび 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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