城と天才と私 初恋の価格は国家予算!? (ビーズログ文庫)
- KADOKAWA/エンターブレイン (2014年12月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047301078
作品紹介・あらすじ
大銀行家の娘・サラには、誰にも秘密の趣味がある。が、ある日その"趣味"を天才建築家・レオに知られてしまった!ソレが世間にさらされたら二度と部屋から出られない!お願いだから返して!!と泣くサラに、彼が出した条件は「君と一緒に城をたてたい」。ししし、城っ!?強引なレオにせまられ、巨額の建築費(市民の年収26,500年分)を返すためにふたりで奔走することになり-!?
感想・レビュー・書評
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オタク趣味の主人公が天才に乗せられて、城を建てるプロジェクトを進めて行く話。
オタク趣味とか、関西弁風のしゃべり口調とかが洋風の世界に混じりあっているのでごちゃごちゃした印象。
勢いはあるし、主人公も出来る子なんだけど、大半をプロジェクト部分に取られていて、何を語りたかったのか分からない内容に。
そのため恋愛要素もほぼ無いです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
舞台は、なんちゃってルネッサンス。ビーズログ文庫らしいノリツッコミのアップテンポな展開だが、予想以上に面白かった。
突如として降りかかった災難と天才との出会い、そして、水上都市計画という壮大な始まりと海千山千な駆け引きは、ローティーンでも理解しやすい政治ものに近いお話。
ただ、ヒロインに品がない。ローティーンなら親しみやすいと考えれば、受け入れやすいかな。
言葉遣いは乱暴ですが良い娘なので、天才レオとともに、温かく見守ってあげてください。
続刊があるのなら、次々に起きる都市建設の苦難の末に2人が結ばれてほしいものだと、願わずにはいられない。
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4528.html -
めっちゃ笑った。゚(゚ノ∀`゚)゚。
イタい創作趣味な令嬢サラちゃんが、なにげに有能。天才設定なイケメンマエストロ・レオが霞む位に、見せ場も笑い所もかっさらってくれます。この話は城と街、出来るまで続くのかな?このノリで長丁場はきついけど、2~3巻位は引っ張ってくれても良いような感触でした。