花嫁の記憶と花婿の想い (ビーズログ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/エンターブレイン
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本棚登録 : 38
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047307612

作品紹介・あらすじ

目覚めた時、リイファは花嫁衣裳を着ていた。
そして目の前には「忘れたの? 
僕たち結婚したばかりじゃないか」と優しく語る花婿姿の美貌の男が――。そう、なぜかリイファは記憶を失くしていた。
取り戻す手がかりは、黒い男。
彼の足跡を追うため、名ばかりの夫・シェイと旅に出たリイファだが、この夫、異常なほど嫉妬深くて……!? 記憶のない間に何があったの?

感想・レビュー・書評

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  • 記憶を奪う理由が弱い。
    リイファも良い子なんだけど、感情面の揺れがあまり無いせいか、もともと出来る子なせいか親しみにくい。
    シェイも嫉妬深いというわりにあまり執着が感じられないので、全体的にあっさりとした内容になってます。

  • 記憶をなくしたヒロインが、謎の多い夫とともに、記憶を取り戻す手がかりになる人物を探す過程で、法外な値段での治癒魔法ではなく、亡き父のように安価で誰にでも受けることができる医療を広めたいと頑張るというお話。
    こちらは純愛系の乙女文庫なので、そちらからのファンの皆様には申し訳ないのだが、エロはないです。
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-5205.html

  • 秋野さんの話なのに濡れ場がない…?と思ったら、ビズログだったのですね!
    期待通りのクオリティで楽しく読みました。

    しかし、記憶を奪った犯人は絶対シェイだと思ったのに…

  • エロは封印?あくまでもファンタジーな1冊。。。
    おばさんには、物足りなかったけれど
    シェイの変態な人柄と独占欲は好物でございました。

  • 記憶を探す旅。

  • 【ネタばれ感想注意】

    TL小説も面白い作家さんなので、初めての少女小説をとても楽しみにしてました。
    あと、好きな絵師さんだったので自分には最強な組み合わせでした。

    結果、期待を裏切らない面白さでした!

    記憶を失くした少女が、夫だと名乗る美青年と記憶探しの旅に出る物語です。
    主人公が記憶喪失設定は大好物なので、とても楽しみながら読めました。
    年齢差8歳のカップルです。
    …ヒーローが意外と年齢が高くて驚きました。
    読む前は西洋風ファンタジーかと思ったのですが、登場人物達の名前や箸を使った食事風景など、中華風だったのが面白かったです。

    記憶を奪った謎の黒い男を追い掛けながら、ヒロインが少しずつ記憶を取り戻していくのが面白いと思いました。
    記憶探しの旅を続けながら、ヒロインは訪れた街で出会った人々と触れ合い、常に傍にいて優しく助けてくれるヒーローに少しずつ惹かれていきます。

    結局、ヒロインは皇軍が計画していた、一部の強欲な治癒士と神教の癒着を断罪する為の囮に使われた事が明かされます。
    夫となったヒーローはヒロインを守る為に遣わされた魔術師で、ヒロインの記憶を失ったのもヒーローの仲間の魔術師によるものでした。

    …ヒロインの記憶を奪ったのは絶対ヒーロー自身だと思っていたのに、推理が外れましたー!

    ヒーロー視点で、実はヒロインに近付く前に街で医療行為をしていた彼女を見掛けて一目惚れしていたというエピソードに、何だか救われました。
    ラストは収まる所に収まって、ハッピーエンドです。
    ヒロインが記憶喪失設定だと読み手も一緒になってドキドキワクワク出来るので、本当に素晴らしい!
    結婚後の2人の様子を妄想すると、また楽しいです。
    きっと患者にも「近い!傍に寄りすぎだ!」と嫉妬する狭量なヒーローの姿が目に浮かぶようです(笑)。

    カバーを外すと裏表紙に表紙絵との間違い探しがあるのですが、見比べても何をどう変えたらヒーローの表情の印象がこんなに変わるのか分からなかったです。
    絵師さん、凄い(笑)!

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著者プロフィール



「2021年 『成り上がり陛下に閨の手解き(仮)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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