学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話[文庫特別版] (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048650953

感想・レビュー・書評

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  •  とても話題になった本だし映画にもなったけど、読んだことも見たこともなかった。先日SMAPの番組に著者の坪田先生が出ていたのを見て興味を持ち、図書館で借りて読んだ。
     読んでみて最も印象に残ったのは、先生でもさやかちゃん(受験をした当本人)でもなく、さやかちゃんのお母さん「ああちゃん」だった。本人がワクワクすることだけをさせる。子どもに腹を立てない。絶対に味方だと思える家庭を作る。こういった子育て信念を貫いたああちゃん。簡単なことではない。

  • お互いの信頼があったからこそ合格を成し遂げることができたんだろうな、
    受験を控えた人に読んでほしい一冊!

  • 教育関係者です。

    最近読むのが遅くなっていたわりにはするすると読み進められた。

    面白かった。さやかちゃんの珍回答に思わず吹き出しそうになったり、奇跡じゃなくて、頑張って頑張って頑張り抜いた先にちゃんと結果がついて来るってことだったり。落ち込んでる時は元気になれるかも。

    ただ…学校の先生を批判的に書くのがどうしても許せなかった。さやかちゃん本人ならわかるんだけど著者自身が批判するのは、うーん。って思った。

    勉強を教えるだけじゃダメなような…それに学校で著者がやってることをすると学校や生徒によっては生徒いじめって言われたりすることもある。それが塾と学校の差。

    真剣に生徒に向き合ってる先生だっているのにダメな指導者って言われて辛かったです。

  • 実話だということがすごいと思う。
    自分も現役時代にこんな指導者に巡り会えていたら、人生もう少し変わっていただろうなぁ。
    もちろん本人の頑張りが一番だけど。
    何かに挑戦したくなるようなそんな一冊だった。

  • ドラゴン桜みたいな感じなのかと思って読み始めましたが、育児書として読みました。反抗期は年中生理中、何回言ったらわかるの?!の答えは約500回、にはなるほどと思いました。

  • 有村架純主演の映画も大ヒットした、「笑えて、泣けて、最後には自分自身も“絶対無理”にチャレンジしてみたくなる」との大反響を得ている感動の実話小説。通称ビリギャル。
    本作は、高校2年の夏にして学力は小学4年レベル、全国模試の偏差値は30、英語はかろうじてローマ字が読める程度だった金髪ギャルのさやかが、塾講師である著者・坪田信貴から心理学を駆使した指導を受けてやる気に目覚め、I , my , me , mineを覚えるレベルから始めて1年で英語の偏差値を40上げ、ついには最難関レベルの私立大学である慶應義塾大学に現役合格するまでの1年半を綴ったノンフィクション小説です。
    所属する高校から当時、たった2名しか慶應義塾大学に受からなかったその1枠に、学年でビリだったギャルが入ったその奇跡を描いた本作は、単行本の発売から1年半で累計100万部を突破するほどの支持を受け、2014年度新風賞も受賞しています。
    ギャルのおバカ発想に大いに笑えて、その頑張りと苦闘ぶりに涙できる感動作で、受験物語とともに、崩壊しかけていたギャルの家族の再生をも同時に描いているため、10代から中高年までの幅広い層からの支持を得ることに成功しています。
    1300人以上の子ども達を個別指導した経験から、「地頭の悪い子などいない。どの子も、可能性に満ちている」「ダメな人間なんて、いないんです。ダメな指導者がいるだけなんです。でも、ダメな指導者も、ちょっとした気づきで、変われるのです」という著者による、子どもや部下のやる気を引き出す心理学テクニックも満載(※角川文庫版では、そうした心理学テクニックや受験テクニック等の実用情報を大幅に削除し、物語だけを純粋に楽しめる形での再編集が施されています)。
    読みがなもたくさんふられており、「さくさく読めて、やる気になる!」とご好評をいただいている本作を、ぜひよろしくお願いいたします。
    ※なお、本のカバー写真は、石川恋というモデルを撮影したものです。ギャルさやか本人ではありません。

  • これは学校の敗北ではなく、
    学校制度の敗北。
    学問ではなく、成功の手段としての大学に、大学の価値はなく、ただの資格だ。もう、何十年もそうなっているから、学校制度は元から根本がおかしいんだね、とわかる本。

    だからおもしろいし、現代の教育の問題点がいくらでも読み解けるので、まさに最先端の教育書籍といえる。
    内容は王道なので新しくはない、普通にいい話。心理学も使える。

  • 勉強のモチベーションを上げるのに良さそうな一冊。
    慶應SFCは英語と小論文らしいので、ハマれば本番一発逆転があるのかな。それにしても英語の偏差値が1年間で30から70ってのはスゴい。具体的な英語攻略のメソッドを知りたいところだけど、そこは書かれてない。もともとのポテンシャルが高かった?
    日本史はマンガで学べというのはドラゴン桜なんかにも書かれていたメソッドかな。確かにとっつきやすい。
    家庭環境がよくないのはイカンのだね。それがなければ、そもそもギャルにならなかったかもだし。
    大学までエスカレーターの付属校だと遊んでしまう子もいるようで、中高選びも難しいな。

  • 本も読んだけど映画のほうが感情移入できた。さやかちゃんはギャルのお面を被っているだけのすごく素直で吸収力のある子だったので第一志望に落ちてもsfcに受かることが出来たんだろうなと思う。人間って周りの基準にすぐ迎合する生き物だし、私がさやかちゃんの立場だったらクラスみんなが勉強なんか適当でいいやって感じで高校生活謳歌する中ひとりであんなにギア入れられないな、と思うから素直に彼女を尊敬するし、何がすごいかと言うとさやかちゃんは入学後もきちんとちゃらんぽらん慶應生に流されず色々なものを目指していったということだと思う。バカにされても不貞腐れず勉強するさやかちゃんは強くてかっこいい。そしてさやかちゃんの母もすごい。優しくて彼女を献身的に支えるだけじゃなく、彼女のために自分の中に芯を持てる人。かっこいい親だなあ


    と、このお話自体はとても尊敬できるし大好きなのだけど、偏差値を一年で40上げることも、慶應に受かることもさやかちゃんだからできたことであって誰でも出来ることではないし(だからこんなにヒットしたんだけど)、人間が学力を伸ばせるのって結局ただの地頭とか集中力の問題で慶應受験に関してはあんまり現実味がないなと思ってしまうので、あと文系落ちてsfcに受かった!本命合格!ってなんか慶應の文系学部とsfcってまじで別ものすぎて一緒くたにされたくないので、そのぶんの★-1ではある、、、

  • 主人公がさやかちゃんで、先生が坪田先生、お母さんがあーちゃん、だったから合格できたのだと思う。誰か一人でも違っていたら、こう上手くはいかなかったんじゃないかな?

著者プロフィール

ミリオンセラー『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(通称:ビリギャル)著者。「坪田塾」創業者として、これまでに1300人以上の子どもたちを個別指導し、心理学を駆使した学習指導法により、生徒の偏差値を短期間で急激に上げてきた経験を持つ。同時に、IT企業など複数社を創業した起業家、経営者、さらには、吉本興業ホールディングス株式会社 社外取締役でもある。その活動の場は日米にまたがっている。

「2022年 『怒らなくても「自分からやる子」が育つ親の言動○△×』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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