オーダーは探偵に 謎解きは舶来のスイーツと (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048654395

作品紹介・あらすじ

喫茶店エメラルドに、金髪碧眼の美少年・ダニエルがやってきた。美久との縁で悠貴たちと同居することになった彼は、ウェイターとして働くことに。客からは「選ばれしイケメン店員しかいない喫茶店」と噂され……。

感想・レビュー・書評

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  • (内容)
    美久を惑わす、天然美少年がエメラルドにやってきた。彼が抱える秘密とは……?

    いつもは静かな喫茶店エメラルドが、珍しく大盛況となっていた。沢山の女性に囲まれたその中心にいるのは、高校生の王子様探偵・上倉悠貴……ではなく、柔らかな笑顔を振りまく金髪碧眼の青年で?
    その青年――イギリスからの留学生・ダニエルは、美久との奇妙な縁をきっかけとして喫茶店で居候兼ウェイターとして働き始めたのだ。いつしかここは「選ばれしイケメン店員しかいない喫茶店」と噂され……。
    そして、今日もエメラルドには、依頼が舞い込んでくる。
    紅茶とレモンパイの香りがやさしく広がる喫茶店で、謎解きはいかがですか?

  • 【美久を惑わす、天然美少年がエメラルドにやってきた。彼が抱える秘密とは……?】

     いつもは静かな喫茶店エメラルドが、珍しく大盛況となっていた。沢山の女性に囲まれたその中心にいるのは、高校生の王子様探偵・上倉悠貴……ではなく、柔らかな笑顔を振りまく金髪碧眼の青年で?
     その青年――イギリスからの留学生・ダニエルは、美久との奇妙な縁をきっかけとして喫茶店で居候兼ウェイターとして働き始めたのだ。いつしかここは「選ばれしイケメン店員しかいない喫茶店」と噂され……。
     そして、今日もエメラルドには、依頼が舞い込んでくる。
     紅茶とレモンパイの香りがやさしく広がる喫茶店で、謎解きはいかがですか?

  • 背ラベル:913.6-オ-6

  • 主人公の思考回路が理解できない。「だまされてたか、でも事故の子はいないんだ、よかった。じゃ、お金を取り戻しに行こうか」という子ならよかったのに、「信じることは素晴らしい」みたいな表現になっていて正直うわぁ…と思った。美久をいい子に表現したかったんだろうけれど、これでは逆効果だなあ…。新キャラはよかった。正直、美久が嫌いなままでいてほしい。

  • 表紙のダニエルくんがかわいい。美久ちゃんもはや悟りの境地じゃない?

  • 第6巻

  • ・・・あれっ・・・。この本、こんなに面白かったっけ・・・?
    ちゅうくらい、面白かった(笑)。

    やっと悠貴の学園ネタが終わったのもよかった。
    これはこれで面白いんやけど、このシリーズは就職浪人のヒロインとイケメン高校生男子が喫茶店を舞台に謎解きをする、ちゅう設定に惹かれて読んでいるので、最初の設定でいってほしい・・・。

    (こう書くとすごいなヒロイン)

    あと、意外と美久のキャラがここで固まった・・・? 今更

    今回は、美久の面倒くさいというか、振り切れた「いい人」ぶりが本筋に絡んでいて、よくできてた!
    ダニエルの過去も彼の心境も厚く書かれていて、この子もいい子なのかそうでないのか、つかみどころがない。
    そこも、よかった。

    すんごい笑顔でひどいことをいうダニエルにびっくりして、美久同様凍りついたわ。
    面と向かってここまでいう!? そこらへんが欧米文化!?

    そして、ここまで言われても
    「ダニエル君、どうしたのかな」
    で、済ませられる美久がすごい。普通は落ち込むやろ。
    なんでこんなふうにいわれるんやろうと落ち込んで、最終的には(自分が正しいと思いたいがゆえに)ダニエルに対してイラッとする。
    ダニエルが悪者やと(自分の中で)結論づけて終わるよね。

    でも、どこまでもそういう思考にいかない美久に、読んでいるこちらとしては、

    「そら、ダニエルみたいにひねくれたくなるかもな・・・」

    と、ダニエルの肩を持ちたくも、なってしまうのよ・・・(笑)。

    こうやって読み手に善悪や好みを判断させてくれる余白が好きです。


    正しいというものは、日陰にいる(と、自分で思っている)人からするとうらやましくもあり、知りたくもない世界やと思う。
    ひなたを知らなければ日陰だって過ごしやすい場所かもしれへんねんもん。

    ダニエルにしろ、悠貴にしろ、もしかしたら真紘ですら、日陰の匂いがする・・・(笑)。
    そんな人たちのなかで美久がどれだけひなたへ彼らを引っ張り出せるのか、何気に楽しみにしております。

    モモちゃんも愛すべきキャラやけど、ここまで振り切れた馬鹿正直でも
    「ま、可愛いかな・・・」
    と、思える美久はあっぱれです・・・。
    わりと失敗してるけどへこたれないところが可愛いかな。素直やな~、って感じで、可愛い。
    そうやな。「12歳。」の花日ちゃんみたいな感じやな。

    残念ながら美久は花日ほどモテモテではないけど・・・。
    さらに悠貴は高尾みたくオトナ男子でもないけど・・・(笑)。

    (あかんやん)特に後者

    まあまあ、そんな美久ちゃんのことを一番憎からず思っている(と、思われる)悠貴ももれなく可愛いねんで。
    私にツンデレ属性はないねんけど、美久ちゃんくらいニブチンやったら、お相手は悠貴くらいのヒネクレツンデレでないと成り立たんねやろうね。

    私はもっとわかりやすくてラクな相手がええな。イヤアンタの好みはどうでもいい


    ここで美久が言う「楽」は、相手との距離感を間違えたときに修復する努力を怠ることのようです。
    決して、「若いうちの苦労は買ってでもしよう」と、いうポリシーではない様子。


    確かに、美久の馬鹿正直っぷりは、見ていて腹立つときもあるやろうな~、と、思う。
    悠貴が(美久に対して)扱いに困っているのに冷たく突き放せないのは、結局上倉家は育ちがいいんやろうな、と、思う・・・。

    いやいや、真紘のほんまのところはどうなん!? 笑

    この人、じつは真っ黒やったらどうしよう。ちゅうか真紘と悠貴の関係も謎。
    ほんまにふつうの兄弟なん、ここ。
    そもそもご両親はどうしてたっけ? 序盤で語られてるのに、イッキ読みしすぎたせいで細かいところを忘れてるのかな・・・。

    と、思っていたら、最後でまさかの「お父様」発言が・・・!
    やっぱり、家族に何か秘密があるよね、上倉家!

    やっと、上倉家をフューチャーしてくれそうな予感に、ますます続きが気になります・・・。
    半年ほど前に発行か・・・。秋口に新刊かな・・・。



    今回、昭和20年代のころも絡めた短編もあった。
    当時学生やったおばあちゃんの手紙を云々、ちゅうネタで、やっぱりこれも面白かったんやけど、平成も28年ほど暮れると

    昭和20年代なんて明治時代並みに「過去のこと」

    やねんね・・・。
    なんやろう、扱いが・・・!


    さすがに太平洋戦争以前は「教科書でしか知らん過去」でも、太平洋戦争あたり以降は「そこそこ身近な過去」やったはずやのに・・・。ひー。

    過去の出来事になるのが困るわけじゃないで。感覚の違いに、ややびびる・・・(笑)。


    それにしても、1巻だけ蔵書にあって、その続きがなかったためまとめて購買リクエストを出して購入してもうたこのシリーズですけれども、この最新刊はリクエストしなくても蔵書に増やされていた!

    (今回、この本は新刊リストから見つけてリクエストしたので)

    わーい!
    蔵書に、市民の声が繁栄されてるー! ありがとうございます。(*´ω`)

    お役所仕事とかいわれるけど、図書館に関しては、(おそらく)勤めてはる方も利用する方も
    「本が好き」
    と、いう一番大事な共通点があるので、こう、もめ事は少なそう? そうでもないのかしら?



    挿絵不要派の私やけれども、このシリーズの表紙は好きです。(*´▽`*)
    メディアワークス文庫はイラストや装丁も「大人向けの漫画テイスト」にするよね~。
    作風も含め、「大人のライトノベル」ってところか。

    いやいや、大好きですよ、ライトノベル!!

    (2016.05.14)

  • 新しいキャラクター参上。
    伏線ありつつ、なぞを残したまま終わってしまったので、次を読むのが楽しみ。

  • 仄々としたミステリーシリーズで面白かったのですが、まさかの新キャラ、ダニエルの登場にページを捲る手が止まりませんでした。こんなにキャラクターがたっているのに、留学期間だけということに悲しんでいたらまさかの展開に驚きです。この作品、仄々だけじゃないのですね。そしてこういう展開ということは完結が近いのでしょうか。寂しくもワクワクしております。
    次巻も必ず読みますよ。

  • 読み終わりました!

    ラスト・・・びっくりな展開で驚きました。。
    これからどうなるのでしょうね!
    気になる終わり方でした(〃^^〃)
    次の巻が楽しみです☆


    それにしても。。
    新しい人物が、また現れましたね♪
    表紙も素敵です!かっこいいです////

    美久が傘を持っている絵は
    メリーポピンズを思いました♪
    上から下りてくるように見えませんか!?


    前回現れた人物も再び出てきて嬉しかったです。
    懐かしい気持ちになりました


    あの終わり方を読む限り
    ダニエルくん、また出てきそうですね!
    これからまた、どう絡んでくるのかドキドキします♡
    どこか憎めない人ですね(笑)




    どのお話もドキドキしました(〃ノωノ)
    悠貴くんが風邪でダウンしたお話は、
    もうキュンとなりました。。

    美久にあるお願いごとをするのですがその場面は、
    この雰囲気でなぜ・・・?って思うシーンで
    ちょっと可笑しかったです(≧ω≦。)プププ

    らしいというか裏切らないというか
    いい雰囲気だったのにねぇ。。笑


    ほんとうに「なんだろうな・・・・・!」ですね(笑)
    私もツッコミそうになりました!



    今回の巻は
    悠貴くんの色んな一面が見られたお話ばかりでした!

    ちょっと関係が変わってきたような?
    気のせいかな・・・・・・(笑)



    一番最初の初恋のお話もキュンキュンです。。
    最初はどうなることかとヒヤヒヤしましたが
    最後は良かったです(〃ω〃)
    この先の続きが気になりました!



    第四話の「レモンパイ」
    家族を時計の針に例えるシーンは、つい
    コブクロさんの『時の足音』を思い出してしまいました////

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著者プロフィール

メディアワークス文庫『オーダーは探偵に』シリーズ著者

「2022年 『深夜0時の司書見習い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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