- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048654425
感想・レビュー・書評
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スッキリした内容で良かったです。
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三秋縋さんの小説は、毎回後半から読むのが辞められなくなるぐらい引き込まれます。
この作品もそうでした -
なるほど。やられたわ。
いつもこの人の本にはやられっぱなし。
ちょっぴり悲しいんだけど、ふんわり幸せもある。
今回も不思議な作品だった。
また読み返そう… -
誰しも正しい夏が頭の中にあるはず。正しい夏とは「こうだったらよかったのに」の複合体。誰しもそんな夏が頭の中にあるはず。本作は筆者が思う正しい夏の物語。
コンプレックスは人を弱くも強くもするね。今自分が感じているコンプレックスは自分の知らない所で役立っているかもしれない。この顔の痣があったから彼女に会えた。今の人間関係を形成できた。彼女のコンプレックスの共感の架け橋となることができた。等など。 -
文句なく名作。全巻の雰囲気を引き継ぎながら、甘い描写に程よく予測を裏切る一筋縄ではいかないラスト、伏線もきっちり回収されていて、ほんのり幸せな気持ちになる読後感はさすがだと思った。
欲を言えばタイトルとの関連がもう少しほしかったところか。結局あまり触れられずに終わってしまったので。 -
ハンス・クリスチャン・アンデルセンの人魚姫のお話と福井県?の八百比丘尼伝説のお話を活用していてとても納得のできる終わり方で良かった。
この人が描く作風が好きです。