トリックスターズD (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 114
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048656696

作品紹介・あらすじ

俊英久住四季の原点、傑作ミステリ復刊。魔術師と“D”の物語!

西洋文化史の異端の系譜「魔学」を説く、風変わりな青年教授。そして、不本意ながら先生の助手に収まったぼく。推理小説を象った魔術師の物語、待望の復刊第3弾。
学園祭という日常の非日常で起きる奇妙な監禁事件。それに二人が関わると展開はもう予測不可能!
ソリッドシチュエーションをあざ笑う奇抜な設定に幻惑され、めまいを起こすこと間違いなし。現実と虚構の境界が曖昧になり、読んでいる者も狐につままれる。衝撃のラストは必見!

※2006年4月刊行の電撃文庫『トリックスターズD』を加筆改稿ののち復刊。

感想・レビュー・書評

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  • 違和感が回収されていくの本当に楽しい、わくわくした

  • シリーズ第3作。魔術を取り入れた異色の本格ミステリシリーズだが、本作ではこの世界のルールを余すところなく活かした仕掛けが施されている。その上であくまでフェアな本作の構成にはお見事と言わざるを得ない。前2作は必読なのでご注意を。

  • 【あらすじ】
    西洋文化史の異端の系譜「魔学」を説く、風変わりな青年教授。そして、不本意ながら先生の助手に収まったぼく。推理小説を象った魔術師の物語、待望の復刊第3弾。
    学園祭という日常の非日常で起きる奇妙な監禁事件。それに二人が関わると展開はもう予測不可能!
    ソリッドシチュエーションをあざ笑う奇抜な設定に幻惑され、めまいを起こすこと間違いなし。現実と虚構の境界が曖昧になり、読んでいる者も狐につままれる。衝撃のラストは必見!

    【感想】

  • ■魔術師と“D”の物語!

    西洋文化史の異端の系譜「魔学」を説く、風変わりな青年教授。そして、不本意ながら先生の助手に収まったぼく。推理小説を象った魔術師の物語、待望の復刊第3弾。学園祭という日常の非日常で起きる奇妙な監禁事件。それに二人が関わると展開はもう予測不可能!ソリッドシチュエーションをあざ笑う奇抜な設定に幻惑され、めまいを起こすこと間違いなし。現実と虚構の境界が曖昧になり、読んでいる者も狐につままれる。衝撃のラストは必見!

  • ベストテン級の傑作と噂のトリスタシリーズ3作目。このために前2作を読んだようなものだから期待度MAX。『召喚』は概念を喚び出して利用する魔術。学園祭の初日、結界によって闇に包まれた校舎内で、ロセッティの写本から、3つの概念が召喚されてしまった。すなわち旧約聖書でバベルの塔を崩したと云われる混乱&忘却&消滅。憑依したのは語り手の「僕」のようだ。。。ここまでの設定は良かったのだが、ちょっと第1作を引きずりすぎて、トリックがつじつま合わせになっちゃった感あり。ちょい期待ハズレ。僕的には、1<2≫3の順位だな。でも4以降もみる

  • 7月2日読了。図書館。

  • 3
    さきの電撃文庫で読んでいたため、ネタバレ状態から読み始めました。
    次の展開が気になって読み進めるということは出来ませんでしたが、
    結末を知っているからこその緊張感はありました。
    語り手自身の違和感など楽しめました。
    クライマックスで登場した本物がとても格好いいです。
    初見の時、鳥肌がたったことを覚えています。

  • 2016/4/14 読了

  • 3巻目。だんだんストーリーが複雑に入り組んできて面白い!読んでいる間に始終違和感を感じていた正体はコレか。何を信じていいかわかんないねww。そしてまた疑心暗鬼が“M”へと続く…。ワクワク。

  • 『トリックスターズ』新版の第3巻。無印→L→D→Mという順番なので、ぱっと見で何巻になるのか解らないw
    事件が起きる→メタミステリ的手法を利用しつつ、合理的な解決が成される、という、前作までの流れを踏襲しつつ、徐々に大きなストーリーが動き出している。
    大幅に改稿されたという新版しか読んでいないので断言は出来ないが、電撃文庫のイメージとはちょっと離れている。新作が創元から出たせいもあるのだろうが、鮎川哲也賞出身と言われた方が違和感がないような……。旧版はもっとラノベっぽかったりするのだろうか? 電撃も懐が深いなぁ。

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著者プロフィール

島根県生まれ。電撃文庫より『トリックスターズ』でデビュー。『星読島に星は流れた』は『2016本格ミステリ・ベスト10』にランクインするなど高い評価を得る。現在注目される若手ミステリ作家のひとり。他の作品に『推理作家(僕)が探偵と暮らすわけ』『怪盗の後継者』など。

「2021年 『異常心理犯罪捜査官・氷膳莉花 嗜虐の拷問官』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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