なれる!SE (11) 絶対?管理職宣言 (電撃文庫)
- アスキー・メディアワークス (2013年12月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048662901
作品紹介・あらすじ
部長代理・桜坂工兵、爆誕!スルガシステムが驚天動地の企業買収。子会社となるのは社員数8名のデジタル・ヴィレッジ。その部長に兼務で就任した藤崎はさらりと長期出張へ、そこで白羽の矢が立ったのは例によって工兵だった。任務は簡単な事務処理だけ…という話どおりにいくはずもなく、工兵は現場と会社の板挟みに。さらに優良システム開発会社という触れ込みだったDV社が実は大赤字ということが明らかになる。技術アドバイザの役割を振られた立華とともに、工兵は事態の打開を図るが!?萌えるSE残酷物語、第11弾はまさかの管理職編!
感想・レビュー・書評
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計画的に転売され、窮地に陥ったDV社。なかなか工兵くん、立華ちゃんの気持ちが伝わらないのにはハラハラさせられたけれど、持ち前の運の良さと、前向きな姿勢が、かたくなだったDV社の社員たちの心を掴んでいく。その後は、DV社を採算とれる部門にしていく傍ら、気持ちよく、反撃。以前の話に登場する仲間?宿敵?たちも巻き込んで、打開していく様子にわくわく。SEでなくても、面白いと思います。
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味方は敵を殴れて、敵は死なずに済んで。お互いにとって良い取引ができました。
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体験管理職編。
管理職だって大変なんだぞSP。
やっぱ上の者も現場を知っていないとね。
下の者もほんのちょっとだけでも上のことを理解すればめでたしめでたし。 -
順番間違えて12巻を先に読んでしまったが、この11巻のラストで12巻への布石となる終わり方だったのだね。
11巻もラノベの領域をはるかに超えているビジネス小説のできばえ。
学生時代に習う社会人のあり方のところのダークな部分でもあり、あるあるなところが実にリアルに書き込まれている。
今回はシステムエンジニアというよりは管理職の話。
まさによくあることなのだが、大型アプライアンスを買っても、毎年ごとのソフトウェア・ライセンス料金や保守費が膨大でもあり、そこで稼ごうとする会社と、保守運用の現場で働く人たちとのギャップ。
仕事がかつかつでもあるのにも関わらず、残業を行うときに面倒な申請を都度行わないとならない。
残業をOKにすると、なぁなぁと時間伸ばしに残業して週に100万以上/8名 の残業代が加算され赤字になる。
申請が面倒なのでこっそりサピ残する。
会社に対して不信感。
負の連鎖。
とかとか、よくあることのオンパレード。
今や現場SEといえども、キャッシュフローはある程度頭の中に入れながら営業の目線でも働くことが必要でもあるのだなぁ。と再認識しました。
桜坂くんは少し前まで新米SEだったのに、買収した子会社の部長代理になりマネジメントする難役をつきつけられて、何度も苦難にぶち当たりながらもウルトラC的に解決していく。憧れるわーw -
新入社員のマネージャーはありえない(あったらブラック企業?)が、現実に起こりそうな問題だ。
ハッピーエンド(?)で良かったが、これも現実にはなかなかこの様には行かないかな。
こうあって欲しいけれど・・・・ -
毎回違う話で面白いけどちょっと飽きてきた。
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企業統合ネタを書くに当たり、工兵くんをあの役回りに置くのは正解で、上手いと思いますが、SEの現場で新人がヒーヒーいっているところをもっと読みたいです。
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リシー好きですよ.