三ツ星商事グルメ課のおいしい仕事 (メディアワークス文庫)
- KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2014年1月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048663274
作品紹介・あらすじ
ある総合商社のお荷物部署・グループリソースメンテナンス課。毎夜、会社の経費で不要な食事を繰り返しているというウワサから、人はそこを「グルメ課」と呼ぶ。入社1年目の新米経理部員・山崎ひなの。彼女はグルメ課の浪費実態を暴くべく1ケ月限定での異動を命じられるが、案の定そこは社会人らしからぬ人々の巣窟だった…。ひなのは一刻も早く課を潰そうと食事会に潜入するのだが、そこには意外なミッションが隠されていて-。読めば読むほどに味の出る、おいしいお仕事ストーリー!
感想・レビュー・書評
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k
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話云々よりご飯がすごい美味しそうなのとそのお店の紹介があるのがすごい良かった
内容は学生の時に読んだら普通に良いな、で終わるけど社会人になったら感想が変わるだろうな、と思った -
この手の小説はご都合主義がパターンだけど、ちょっとその傾向が強すぎるかなという感想です
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メッチャ面白かった☆
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図書館で。
う~ん。なんて言うのか、色々と設定が自分的にナイワーという感じ。
特に主人公が社会人としてあるまじき行動ばかりとるのが不快。新入社員が定時帰社は良いけど、11時出勤がザラとかありえない。3日遅刻したら1日無断欠勤扱いになって、それが3回続いたら懲戒免職出来るとか言う規定が前の会社にはあったんだけど社内規定はどうなっているのか。大した実績もないくせに大口叩いて独断専行もあり得ない。よくこんなのが大手(っぽいよね)商社に就職できたものだなぁ…嘘でもここまでリアリティがないとナンダカナと言う感じ。そして、仕事しない人間に組織はそんな優しくない(笑)上司もかばわない…というよりかばえないよな、こんなの。こういうの読んで、会社の人冷たい、誰もかばってくれない~なんて甘ったれたのが出てきたらコワイなぁ…
仕事している派遣組はともあれ、課長だか部長だかと主人公は食ってるだけだし。せめてレポートぐらい出したら?(笑)そして料理もそれほど印象に残るものが無かったり…。他人がタダメシ食って旨いって言っててもそりゃあ会社のカネだしねって気持ちになるからかもしれませんが。確かにこんな部おとりつぶしにした方が良くない?それかせめて昼間はきちんと仕事したら?と経理部長の肩を持ちたくなりました。
というわけで自分には合わない作品でした。 -
「煙まみれのファッションショー」
何を言ってものらりくらりかわされる。
彼女の言い分も分かるが、上司一人の権限で決めれる計画で無かったうえ反対派の方が多かったからこそ時間が欲しかったのだろうな。
「ビールとOJT」
今までにない遅刻の数。
たった一回の出会いで約束も無く再び出会おうとするだけでも大変なのに、同じ店にいればと淡い希望で通ってたとなると中々に無茶な事をする人だな。
「ナポリタン×味醂=コスメ戦略」
先を越された同じアイディア。
いくら先に考えていようが世に出たのが早い方が本物で、後を追うように似た商品を出せば真似したと言われるのが今の世の中だから大変だろうな。
「海の中のピッツェリアと空の上の弾効裁判」
軽々しく受けた依頼が命取りに。
彼女なりに今まで見てきた皆の活躍を真似しどうにか出来ないかと考えたのだろうが、初めて1人で請け負うには重すぎる仕事だったのも確かだよな。
「山崎ひなののおいしい仕事」
仕事を終え戻ったはずが。
確かにあの場で一番あの部に必要とされたのは彼女であり、元々の目的は達成できなかったどころか継続の手伝いをしたのだからそちらに移らされるのも無理はないだろうな。 -
本当にこんな部署があったらな……
と思いながら読んでいました。
物語に出てくるお店に今度行ってみようと思います。 -
メディアワークス文庫の巻末の広告(?)でタイトルを見て、ひじょうに気になっていた本。
以前蔵書を検索したらヒットしなかったのであきらめていたら、いつのまにか蔵書に増えていた・・・!
ちゅうことで喜んで読んだのも前述のとおり。
ほしたら、なんとそれがシリーズ3作目やったのも、前述のとおり・・・。
ええと・・・。なぜ・・・。なぜ、(現時点では)3冊しか出ていないシリーズの、3冊目だけ蔵書に加えてるの・・・?
(図書館あるある)
連作短編なので、3冊目だけ読んでもそれなりには楽しめたけれど、1冊目と2冊目も購買リクエストをお願いしました。
ピッカピカの文庫が届きましたよー!
そして購買リクエストをかけて購入してもうたものの、私のあとは誰も予約をしていないようなので
「えェ・・・。大丈夫か・・・」
と、思っていたけれど、新刊リストに掲載された瞬間リクエストが入ったので、私のほかにも「読みたい」と、思う市民がいてはったようで、よかった、よかった・・・。
以上、図書館事情で御座いました。
(どうでもいい)
ほんで、内容ですけれども、あー、うん、なんやろう。グルメ課がなんで立ち上げられたか、は、フワッと理解できた気がするけど(いやいやフワッと!?)、流さんと静さんの怪しすぎる過去はまったくわからんかった。
これは、敢えてか。
敢えてのケムマキか。
ゴハンを食べながらリサーチする、と、いう流れはわからなくもない。
確かにそういうときのほうが気を許しやすいやろうしね~(現実感たっぷりの感想)。
でも、最後のグルメ課を存続させるかどうかのオチはちょっとついていけなかったわー。
夜奈村専務(ヒネッた名前が多いな・・・)が主張を180度変えたのが(この話の一番のキモのはずなのに)ついていけなかったのよー。残念。
まあこういう話って、登場人物と解決してほしい事情が面白いか面白くないかで読了感が違ってくるので、各章によって面白い話もあり、ちょっと足りない・・・、ちゅう話もあり。
それでも楽しめるのが連作短編のいいところ、読みやすいところやけれども、それでもこの本は買うほどではないかな・・・。
(酷評か)
いやいや、図書館で借りて読むには最高に楽しめる。
もしかすると作中に登場するお店がすべて東京なのも、「借りて読むだけで充分」な、所以なのか。笑
そもそも渋谷(たぶん一度ぐらいしか行ったことがない)のセンター街が「バスケット通り」と、名前を変えたとか知らんかった。
ちゅうか、バスケット通り? え、なんでバスケット??
おいしそうな食べ物が出てきて、それをおいしそうに食べる小説は最近のブームであれこれ読んでいるけれど、この本はおいしそうな店をおいしそうに紹介する、って感じかも。
(似てるけどびみょうに違う)
「食べたいな」
と、思うよりは
「(その店に)行きたいな」
と、思う具合。
(まあ、だから地方在住の身としては、「ふうん」と、思ってしまうところがおおいにあるんやけど)
そしてこの本は、その食べ物の値段を書いていないところも
「結構高いんやろうな・・・」
と、思ってしまう関西人。笑
ビールのお店もいいけど、燻製のお店がひじょうに気になりました。
おいしいお店も登場して、作中はいい人たちばっかり登場する小説。
これほど、読んでいて気持ちのいい話はないよね。
ひなのちゃんのポジティブさも大変好きだ。
経理部からグルメ課に左遷されるなんて、私やったら面倒臭いぐらい落ち込むで・・・。(;^ω^)
それを、経理部に戻れるように頑張ろうとか、グルメ課のいいところを見付けちゃうところとかも、いいなあ。
やっぱり、おいしいものをおいしいと食べるパワーはポジティブさにつながると思う!
うんうん、見習わなきゃな~!
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■アーバン
多く複合語の形で用い、都市の、都会的な、の意を表す。
■ティーザー広告
ティザー広告とは、広義では、ある要素を顧客に明らかにしないことによって注意をひこうとする商業広告の一手法で、狭義では「本来、広告で伝えるべき商品についての要素のいくつかを意図して明らかにせず注目を集める広告手法」と定義することができる。英語のteaser(じらす人)から命名されている。覆面広告とも言う。ウェブサイトを使った場合にはティーザーサイト、ティザーサイトと呼ぶ。
(2017.6.10)