電波女と青春男(8) (電撃文庫 い 9-20)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.63
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本棚登録 : 617
感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048704304

感想・レビュー・書評

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  • 電波女と青春男の完結作です。
    リュウシさんといい前川さんといいみんな良い子達でした。
    エリオは結局宇宙飛行士を目指すことをあきらめていないってことでいいのかな?

    詳しい感想はこちらのブログに書いています
    http://librarianimpressionk.blog.fc2.com/

  • 完結。まあ妥当な落とし所かな、とは。
    まあ7巻で色々やったわけだから、これより先はそれこそ妄想ポイントに委ねる所存か。

    アンソロとか同人とかで今後おもしろくなっていくかも。

  • ちょっと物足りない感じはしたけど、みんな仲良しそうで何より。

  • “「どうした?」
    顔を覗きこんで尋ねる。エリオの表情に苦痛はない。ただ、苦いものを呑む顔だった。
    「心の古傷が痛んだ」
    「......それ、昨日のドラマで主人公が言ってたな」
    俺の指摘は無視して、顔を上げたエリオがぽーんと胸を叩く。軽薄な音だった。
    「よしっ」と、意気込むように頷いてから、自分の顔を指差した。
    「ここはこのエリオさんに任せておきなさい」
    「なんと頼もしい」
    ぱちぱち、とスーパー投げやりに拍手して送り出した。リトルスマキンの前で背を伸ばしたエリオが、控えめに、慣れないように腕を組む。深呼吸を一度挟んでから、言葉を発した。
    「まず、わたしをししょーと呼んでみなさい」
    『しっしょー』
    「ちっちゃいのが余分」
    『しっしー』
    「あ、あにきー」
    「そうだねすっごい舐められてるね、なんでだろうね」
    数秒のやり取りで舎弟キャラに逆戻りしたエリオに対して、笑いを堪えるのが大変だった。”

    リトルスマキンはウチュージンだったのかエリオの子孫的人間だったのか。
    前川さんの下の名前は知りたかったなー。

    “『あ、紙が切れた』
    肩をすくめる。補充してくれと頼まれても、手持ちはもうないぞ。
    俺の鞄の中身もぐっちゃぐちゃだし。
    さてどうする、と気怠く見守っていると、リトルスマキンが新しい紙を掲げた。
    なんだ、あるじゃんと笑いかけたところに。
    『仕方ないなぁ』
    「......っ」
    リトルスマキンが腕を引っこめて、そして。
    その布団を軽やかに、初めからなんの束縛もなかったように外す。
    バラバラバラ、と手品かなにかのように油性マジックや紙の束が地面へと散らばる。それらを拾い集めることもなく布団を緩やかに振り回し、リトルスマキンがその『正体』を晒す。
    布団に隠されていた顔。
    髪。
    そして、溢れる粒子。
    「きみは、何者?」
    「だから、ウチュージンですよ」
    肉声で偽らずに言葉を、初めて発する。
    そして布団を取り払ったリトルスマキンの素顔に、目を剝く。
    その顔が無邪気に微笑み、俺に腕を突き出してきた。
    「ししょーによろしく」”

  • 何かトリッキーすぎてスッキリしないです。

  • 岐阜などを舞台とした作品です。

  • すらすらーっとラストに向かえた。

  • まさかの最終巻。
    春からアニメも始まったからもしかして、終了フラグ!?って思いましたが、
    まさにその通りでした。

    最後の終わり方は賛否両論みたいですが、
    エリオの失踪事件やら、りゅうしさんとの関係やら、前川さんの名前については、
    回収パートなどを設けずに、謎のまま終わってしまいましたので、
    たしかに消化不良感はいなめないです^^;

    ただ、それだけ読者が期待していた人が多かったんじゃないかな?
    謎は謎のまま、解明されないことがいいことだってあるわけですしね^^

  • さいこーに面白かった。エリオが可愛かったよww
    これが最終巻とかショックすぎるよ(TwT。)

  • 2011 4/16読了。くまざわ書店で購入。
    リトルスマキン登場、そしてEnding No.1へと至る最終巻。
    この巻が最終巻なんて知らなかったのでびっくりした。

    宇宙飛行士の夢をあきらめたエリオを煽るリトルスマキンと、徐々に性格が記憶喪失以前に戻りつつあり(真にあたりが強くなっていく)、リトルスマキンに自転車では飛べないと諭すエリオ。
    4巻に続いて不思議な現象も起こりはするものの、ことエリオ自身に関しては最後まで地に足が着いた・・・いや、地から足が離れきれない話だったんだなあ、というのが面白い。
    謎はどれも謎のままだし、数々の宇宙人は何やってたんだかさっぱりだし、そういやエリオとエリオット出くわしてないし、この分じゃあ劇的な何かでエリオがすぐに社会復帰ってこともなさそうだけど、でもこれはこれでいいんじゃないか、と思うようなEDだった。

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著者プロフィール

電撃文庫『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』『電波女と青春男』シリーズなどを執筆

「2023年 『安達としまむら(5)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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