- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048704861
作品紹介・あらすじ
「私と付き合ってください」新たな局面を迎えた恋愛模様。そして-「きょうちゃん。-おこるよ?」「貴様等、そこに並んで正座しろ!」「恋人ができたそうですね、お兄さん」俺の全方位土下座外交が幕を開けた。幼馴染みに三年ぶりのマジギレ予告をされたり、あやせに火あぶりにされかけたり-「五更日向です。-こっちは末っ子の珠輝」新たな登場人物も加わって高校生活最後の夏休みは毎日が大騒動だ。そんなある日、黒猫が『運命の記述』と題された予言書を見せてきて…?予言書に秘められた少女の"願い"とは!?兄妹の関係にも一大転機が訪れる、シリーズ第8弾。
感想・レビュー・書評
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前巻の最後のかなり気になるところからの続き。京介は黒猫と付き合うことになり、2人はぎこちないながらも黒猫のやりたいことが書かれたノートをもとにデートとか色々するのだがそのノートの最後に書かれていたことから思わぬ展開に・・・という感じです。
とりあえず沙織のキレたイラストは面白かったw そして黒猫の妹達が本格的に登場、次女の日向はなかなかのキャラだと思う。
この巻で京介と桐乃はお互いかなり分かり合ってきた気がする。
次巻は短編集的なものかな? しかし段々この作品の方向性が分からなくなってきてる気がします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「……他に、好きな人がいるの?」
という第8巻。
可愛い女の子が、可愛いことをする、だけの本です。
が、侮ってはいけない。
読んでいて楽しいシリーズです。 -
黒猫もとい神猫と京介が付き合ってからのお話。
いやぁ、やっと兄妹が認め合いましたね。
ここまでくるのが長かった。
毎回毎回早くこうなれよとは思いつつ、
それがなくなった後はこの話の本題がなくなるからここまで引っ張るんだろうとは思ってたけど、長かった(笑)。
そして黒猫は大人だね。
是非ともイラスト通りのなってほしいものです。
このお話の本題(兄妹がきちんとした兄妹になるということ)はこの巻で達成されたわけだけど、次からはどうお話を展開させていくのか。
はたまた終わらせるのか。
楽しみです! -
「私と付き合ってください」
という黒猫の爆弾発言から始まる第8巻。
内容的には、いつも通りドタバタな展開ながら、今巻ではそれぞれの登場人物の心情・立ち位置が劇的に変化するのが見どころ。
友人も好きな人も、どちらも諦めないと言ってのけ、全力で実行に移そうとする黒猫。
桐乃の偽彼氏事件を受け、自分の妹に対する想い(もちろん、シスコン的な意味で)に気づき始める京介。
そして、ついに桐乃が……!
描写的には、京介と黒猫がひたすらいちゃいちゃします。悶えます。萌え死にます。京介が骨抜きです。
桐乃は1巻の京介ばりに格好良い。主人公補正かかりまくり。
内容面でも、描写面でも大満足の8巻でした。自信を持ってお勧めします。
「先輩が望むのなら……眼鏡だってかけてあげる」
「……そいつは素敵な提案だな」
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以下、ネタバレ有
某所で「近親フラグktkr!」とか「3P! 3P!」とか騒ぎになっていますが、
僕はこの巻での兄妹の気持ちの変化はあくまで「兄妹愛を取り戻しつつある」だけだと思います。伏見さんのギリギリ描写は今に始まったことじゃありませんし。
まるで最終巻のような序盤からの全登場人物の見せ場。終盤では桐乃が1巻での京介の行動をなぞるようにかっこよく活躍。
それだけでなく、全編通してこの巻では桐乃から京介への想いの変化、あるいは態度の変化が描かれていたと思います。ちょうど、今まで描かれてきた京介から桐乃への心情変化の描写の「鏡映し」のように。
最終的には兄妹がお互いの気持ちをやっと素直に認めつつ、彼氏彼女は作らない、黒猫の件は先延ばし、というかなりいびつな形で決着がついてしまいましたが、そういういびつさも含めて(俺たちの戦いはこれからだ! 的な意味で)最終巻のようにきれいにまとまった巻だと思いました。 -
今まで感想を書いてきたけれども、
8巻の感想は書いてはいけない気がする。
ただ、叩かれているようなデキじゃない。感動させてもらいました。
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」
本当に。
ていうか次の展開が読めない。 -
黒猫主役、と思いきや?
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友達の本音を引き出すために頑張る友人。
友人のために我慢するその友達。
いがみ合う2人だけれど、やっぱり仲良し。
それはまた兄妹でも言えることで……
京介の友達や桐乃の友達も活躍。
何とも甘酸っぱいお話。友達っていいね。 -
恋愛編の完結ですが、「黒猫」さんは果たしてリア充になれるかが見所。
冒頭の「黒猫」さんのアピールタイムを聞かされる兄貴は正座させられていても、十分にリア充に違いありません。
しかし、ラストでは、メインヒロインは、やはり桐乃なのだなと思い知らされます。
読後は、これまでファンの間で、まことしやかに噂されていた「桐乃義妹説」フラグは完全に折れたかなと感じました。
今後は、著者は、「兄妹」エピソードを掘り下げるようなので、その思いを強くしました。
「安易な義妹より、愛ある実妹」が、やはり、私も落ち着きますかね。