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- Amazon.co.jp ・本 (423ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048724562
作品紹介・あらすじ
祖国よ、女よ、わが愛を受けとめよ!フィクションが「歴史」を超えた!つかこうへい、10年の総決算。
感想・レビュー・書評
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原爆投下のその日に向けて様々な運命が交錯し
導かれるように動き出す人々。
運命とは命を運ぶということ。
それは避けて通れないものなのだろうか。
強く惹かれあう二人が
引き裂かれなくてはならないのはなぜなのだろうか。
そこには第二次世界大戦の日本と世界を基に
壮大に築かれたフィクションから
筆者の戦争を憎む気持ちが痛いほど伝わってくる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルからして激しいが、中身はそれ以上。真夏に読んで、わけの分からないような涙がぼとぼと出た。<BR>つかこうへいの書くものは、いつもめちゃくちゃでえげつなくて、しかしこの世でつかこうへいにしか書きえない愛の話だ。<BR>祖国への、恋人への、ちぎれるほどの愛を書いた、ラブレターだった。
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日本を愛してやまない朝鮮出身の日本兵の視点からみた第二次世界大戦の話。歴史を大きくくつがえしたフィクション作品だが、現実以上に心を揺さぶられる作品で、うれし涙と悲しい涙が同時に溢れた不思議な作品だった。歴史を捻じ曲げる作品を書かせたら、恐らくつかこうへいの右に出る者はいないだろう。
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