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- Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048724623
作品紹介・あらすじ
ある時、街ですれ違った男の上着の中の匂いを嗅いで、私は昔の男を思い出して道の真ん中で泣きたくなる。ある時、バーで流れる黒人音楽は特定の男を思い出させて私を泣かせる。嗅覚があって良かった。5感が正常で良かったと、神様に感謝するのはこんな時。そして、恋物語を泣かずに書ける自分の理性にも感謝する。
感想・レビュー・書評
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一つの恋愛で短編小説が仕上がる、じわじわと滲み出す感情が心に響く。
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2006年12月10日(日)、読了。
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姐さんの描く恋愛はいつだって贅沢だ。特にこの作品は上質のショコラを思わせて私を虜にする。悔しいぐらいに。
バリーみたいに自信がなくて、ウィリーみたいな愛し方しか知らなくて、たまにイヴァンみたいな気持ちになったりもするけれど、いつかはこんな「贅沢な恋愛」ができるのだろうか? -
いい意味でのケダルイ感がのこる。
全体に香りがする短編集 -
もし、山田詠美の本で一冊と言われたら私は間違いなくこの短編集。
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