フリーク・ショウ

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 220
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048725354

感想・レビュー・書評

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  • 田舎に育った私は作中に出てくるような クラブや刺激的な夜はなかったな~(笑)
    英語も苦手たし(笑)

    若い頃を思い出しての読書も楽しいよね(^ω^)

  • 女が男を選ぶ。

    リサがいい女であることを認めよう。

    マークは僕。


    「恋の醍醐味は真面目になることよ。」
    山田詠美/フリーク・ショウ

    山田詠美のフリーク・ショウ マークの項に参りました。大変好きなものでした。
    「最後の条件を満たす男は、深く傷ついたことがある男よ」

  • すごくスペシャルな終わり方で

    ハッピーな気分になって

    まだ続きが読みたいと思った


    小野利明氏の挿絵がたまらなく素敵だった

  • 多分設定としてはだいぶ昔だから?わたしからしたら、ふーん、って感じで、なにも目新しいことは得られなかった。

  • 知らない世界を覗いてしまった気分になる。盛り場で、黒人たち複数との恋愛劇が刺激的でした。

  • うーん、ナルシストの極み。山田詠美お得意の日本人と黒人の恋愛小説で、舞台が赤坂のクラブとかだから、もうキザったらしいったらありゃしない。しかも短編集だから、そのキザな部分が際立ってしまう。その中で面白かったのは「リエコ」。黒人は実際には知らないけれど、山田詠美がよく言う日本人と黒人の違いっていうのがわかりやすかった。もちろんただ「ベイビー」とか言う言わないの違いじゃなくて。確かに日本人は気持ちを伝えるということに関してはヘタだとは思う。

  • タイトルに衝撃で読んでみた一冊。山田詠美さんの作品ってやっぱり面白い!!と思わされました。
    「フリーク・ショー」は100年とか200年くらい前にアメリカで行われていた奇形を見せて笑わせるショーです。ちなみにショーでは黒人を装った白人も出ていたそうです。程度の差こそあれ、日本でもフリークショーなるものが行われていました。

    が、その「フリーク・ショー」じゃなくて、
    「クラブで流行った俗語の一つ。ダンスフロアで我を忘れるパーティフリークのことをさす」
    だそうです。(本文p220)

    そんなパーティフリークな8人の男女に焦点を当てて、章毎に情事を描いています。
    日本人と黒人の恋愛模様です。
    ネタバレにならない程度に深い、と思った箇所を引用します。

    ・彼女は、自分に教師としての役目が課せられているかのように思い始めていた。教師と生徒という役割を自覚したときに、男女の関係は崩れていくというのを彼女は知らなかった。

    ・マイは、つくづく、知らないって損だわ、と心の中で呟いてしまう。おいしいものを味わう舌を持つためには、おいしいものを味わってみなくてはならない。身銭を切っておいしいものを味わうには、彼女たちは目先のことに囚われすぎている。

    ・ある種の客たち(男性)は、女の親友を欲しがるものだ

    また山田詠美さんの作品読んでしまいそうです♡

  • 狂気的な快楽ともいえる、詠美ワールドは心地よい

  •  初めて読んだのは高校生の時。
    ドキドキしながら、足を踏み入れた
    ことのない世界で、こんな恋愛が
    あるんだなぁと思いながら
    何度も何度も読んだ本。

     登場人物の心に入りたいと
    思ったほど。

  • 絶対昔一度は読んでるんだけど、
    懐かしくなって買ったら全然忘れてた。
    やっぱいいね。流石ですエイミー先生!
    高校生の時と、感じるものが違うのもまた。

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著者プロフィール

1959年東京生まれ。85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞受賞。87年『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞、89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、91年『トラッシュ』で女流文学賞、96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2000年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、16年「生鮮てるてる坊主」で川端康成文学賞を受賞。他の著書『ぼくは勉強ができない』『姫君』『学問』『つみびと』『ファースト クラッシュ』『血も涙もある』他多数。



「2022年 『私のことだま漂流記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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