- Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048731874
感想・レビュー・書評
-
装丁が大変美しい
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
火村・アリスのコンビがなかなか面白かった。
トリックや不可解な部分の回収も鮮やかで、読後もすっきり。
話としてはオーソドックスな方で、土台を覆すような無理などんでん返しはありませんが、
むしろそれが良い!(最近どうも「えー!!??」ってのが多くて・・・(´・ω・)
続き買ってこよー -
本格・・というよりは、ややミーハー寄り^^;
というのは、やっぱり火村助教授格好よすぎるせいでしょうw
月並みですが、ワトソン役のアリスとの掛け合いが大好きです♪
ちなみにパラレルワールド的な少し助教授の世界に青春っぽさを混ぜ込んだ大学生アリスシリーズもお勧め。 -
ミステリ作家アリスと火村のコンビが登場。
ダリをこよなく愛するジュエリー会社の社長が殺される。
凶器はパールヴィーナス。
容疑者は、腹違いの弟、会社の部下たち。マドンナの鷺尾をめぐる攻防がいろいろある。
ダリの妻・ガラのような一部分しか見せない、現代人ならではの繭をもった人がたくさん登場する。
本当のうつくしさとは、宝石のように魅せられるもの。人の命も奪いかねない。
犯罪よりもっと根深い人の心の奥底がうかがいしれる、ダリの無意識の美学のようなのかもしれない。 -
最近、有栖川有栖の作品を読む頻度が高い気がします。
本格ミステリーを欲しているのでしょうか。
今作もアリバイあり、謎ありので楽しませてもらいました。
宝飾チェーンの社長堂上秀一はシュールレアリズムの巨人
サルバドール・ダリの心酔者だ。
ダリを真似た口ひげで世間でも有名だ。
そんな彼が別邸で殺され、フロートカプセル内で発見される。
いったい犯人はだれなのか?その目的は…という話し。
私はダリは絵を見たことがあるぐらいでよく知らなかったのですが
凄く興味深い人だったみたいですね。色々と知りたくなりました。
火村と有栖川が謎に挑むこの作品を読んでみたはいかがでしょうか。 -
作家アリスの長編。
この話自体が随所に散らされているダリの話に絡めてあるので面白い。あ、そこも絡んでたんだな、という感じで。
「わたしの繭」というものをそれぞれが持っているというのも印象的。
2007/11/19 -
火村先生の謎解きの手腕に改めてうっとりする本。しかし、トリックの手法や事件の背景よりも、火村やアリスの言葉が強く印象に残る。2人が語る他者との共感についてとか、人が誰しも持つ自分だけの繭についてとか。それにしても2人の新婚ごっこは素晴らしいですネ(にっこり)
-
作家アリス。シリーズ2作目?
被害者と犯人の関係が予想外。筒井康隆の赤い繭を思い出した。関係ないけど。作中に出てくるフロートカプセルに入ってみたい。 -
繭に囚われる
-
最後にはぴたりぴたりと、疑問点に納得の答えが符合する。火村シリーズの中で一番好き。