愛蔵版 冷静と情熱のあいだ (文芸シリーズ)

  • 角川書店
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本棚登録 : 528
レビュー : 79
  • Amazon.co.jp ・本 (453ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048732932

作品紹介・あらすじ

史上初、世紀のコラボレーションが一冊の本に。連載当時のままに、rossoとbluが交互に綴られる往復書簡のような形に再構成。すれ違い重なり合う男女の想いが、より深く、強く、あなたの胸に響きます。

感想・レビュー・書評

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  • たまたま入院した時に暇つぶしに読んだ本。
    号泣しちゃって、看護師さんを驚かせないようにするのが必死でした、汗
    そんな時に読むのはやめましょう(笑)
    日本とイタリア、過去と現在、彼と彼女のストーリーが交互に現れても、それをストンと受け止めて読み進められました。
    個人的には、一人称で語られるにもかかわらず、男女それぞれの物語が同時に進むスタイルは好きでした。
    2人の人生の半分くらいを自分も経験したような感じです。

  • 有名な作品でありながら、何の情報も無く読み始めました。
    最初は読み進みにくかったけど、途中から二人のストーリーが動き出し、サクサク読めました。
    あおいの、せっかく会えたのにそこでさっぱり過去を清算してしまう潔さがかっこいいし、もし、自分だったら出来ないと思うラスト。
    お互いずっと思い続けたひとだから、ハッピーエンドであって欲しい。順正は、きっとあおいを繋ぎとめるはず。

  • 今更ながら。
    背景にフィレンツェがたくさん出てきて、思わずまた行きたくなってしまった。
    新婚旅行でドゥオモに登らなかったのを、後悔してしまった。
    「愛し合う者たちのドゥオモ」

    けれど、老いてからの夢もまたいいかもしれない。

    とても、アツくサメてる小説。

  • 二人の作者によるあおいと順正のエピソードが交互に掲載されている。共作と思えないほど、調和がとれた美しい作品。やや冗長ぎみに思えた前半にくらべて、後半は「約束の日」まで一気に物語が進んだ。携帯もネットもなかった頃、誰かを待つことは今よりもずっとドラマチックだった。ラストシーンが粋。

  • かつて恋をしたひと、いま恋をしているひと、これから恋をしたいひと─。
    すべての胸に響いたあの二冊の本が、一つの物語に生まれかわった。
    99年刊の同名図書「Rosso」「Blu」を一冊にまとめた愛蔵版。

    。・゜*・。・゜*・。・゜*・。・゜*・

    H24.10.23 読了

    気分が塞いでいる時に読んだせいか、江國香織が綴るアオイの生活に心がぴったり寄り添ってしまって、どうにも切なかった。
    アオイにとってのバスタブの存在意義。
    胸が痛い。

    分厚いので時間をかけて読むつもりだったのに、もう読み進める手を止められず、一気読み。

    マーヴ……。
    あんな完璧な優しさに、胸が苦しくなる。

    rossoとbluが交互に綴られるような形に再構成されていたので、2人の物語が交錯するところが見られて良かった。連載当時のままらしい。

    でも、最後に順正が「精算」という言葉を頭に描いたのにはショックだった。
    あそこらへんは、男と女の考え方の違いなのかな、と思ったり…。

    今度はrossoだけで読んでみたい。

  • 元々は、blueとrossoと1冊づつやったのを愛蔵版って形で1冊に、、、。
    あおいのrosso、順正のblueって交互に話が進んでいく。
    それも、すれ違いがあったりしながらゆっくりゆっくり時間をかけて。
    あおいと順正が切ない、切なすぎる。
    でも、読み終わった後はなんとなくスッキリ清々しい気持ちになれる1冊。

  • クローゼットの奥から発掘して、15年ぶりに再読。29歳の自分が泣きながら読んだ文章。若さは他を顧みぬ一途さだ。

  • 未来での約束に縛られているようで、過去に縛られているふたり。中世で時間をとめたフィレンツェが舞台なところが過去に縛られていることを印象付けている。

  • 高校生のとき父が買ってきてくれた。ちょうどその頃イタリアに行ったということもあり、思い出の一冊に。個人的には、映画よりやっぱり小説、だと思う。

  • 前にも読んだことがあったと思うけどもう一回読んでみた。イタリア行ってみたいなぁ。

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著者プロフィール

江國 香織(えくに かおり)
1964年、東京生まれの小説家。1986年、児童文学雑誌『飛ぶ教室』に投稿した「桃子」が入選。2004年、『号泣する準備はできていた』 で、第130回直木賞を受賞。他、山本周五郎賞、中央公論文芸賞、川端康成文学賞、谷崎潤一郎賞など受賞歴多数。代表作として、映画化もされた『きらきらひかる』や『冷静と情熱のあいだ』など。女性のみずみずしい感覚を描く作家として、多くの読者を魅了している。また、小説から絵本から童話、エッセイまで幅広く活躍中。翻訳も手がけている。2019年5月2日、2年ぶりの長編小説『彼女たちの場合は』を刊行。

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