白蛇島

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 512
感想 : 92
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048733373

作品紹介・あらすじ

見せてあげるよ、島の秘密を。禁忌と伝説が、怪異な出来事が、友との体験が、秘められた想いが、彼を成長させる。淫靡な香り漂う夏の夜の冒険物語。

感想・レビュー・書評

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  • 笑いのせんス溢れる三浦しをんさんがホラーを書いたら、どうなるのか?と。興味津々で読みましたが.古い伝承をかたくなに守る離れ小島でおこる、現実とあの世との狭間で異次元からの声を聞ける主人公と、兄弟よりも深い絆の友人との冒険の一夏。

  • 掟や神に支配された島での持念兄弟の体験した不思議な出来事。
    うす暗く、ひんやりとして、濃い森の中に神様がいるという様子がはっきりとイメージできて、物語全体に漂う、理屈で割り切れるものと割り切れないものが共に在ることへの違和感が、主人公の島に対する気持ちとつながって、独特の世界観をつくりあげていた。

  • ホラーかと思いながら読んだら青春小説だった。
    諸星大二郎の妖怪ハンターみたいなところもあるけど。

  • 文庫改題の『白い蛇眠る島』を読了。
    元々は『白蛇島』という名前の小説だったのか。
    そっちのほうが、この本の持つ不気味さとか不思議さを感じられるのにな。

    結構な割合でファンタジーが入っていて、そうとは知らずに読み始めたので、ちょっと面食らった。
    なんとも摩可不思議な世界で、日本の神様の世界の近くの話みたいだった。でも海から上がってくる「あれ」は、妖怪とか、そっちに近いものに感じた。

  • 図書館の本 読了

    内容(「BOOK」データベースより)
    見せてあげるよ、島の秘密を。禁忌と伝説が、怪異な出来事が、友との体験が、秘められた想いが、彼を成長させる。淫靡な香り漂う夏の夜の冒険物語。

    不思議を見る、とはいい表現。
    見える人には見えて、見えない人には存在しない世界。
    鱗、あったらやだなぁ。
    でも島には残れないのね。
    これはモデルのある島なのかしら?

  • 2016.8.10 読了

  • 夏物語ということで、夏に合わせて読んだ。

    舞台は不思議なことが起こりそうな閉鎖的な島。主人公がみる何か。その描写は、小さい頃、理解を超えた大自然の中にいるときに感じたような、不思議な感覚と似ている。

  • 長男同士で作る持念兄弟という強い絆,なんだかわからない黒暗いあれへの恐れ,白蛇と荒神様など閉鎖空間の島で起こる不思議な出来事.いろんなものが詰め込まれていて,楽しかったです.荒太が好きでした.

  • 島ホラー系幼馴染男子好き。

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著者プロフィール

1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に○』で、デビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で「直木賞」、12年『舟を編む』で「本屋大賞」、15年『あの家に暮らす四人の女』で「織田作之助賞」、18年『ののはな通信』で「島清恋愛文学賞」19年に「河合隼雄物語賞」、同年『愛なき世界』で「日本植物学会賞特別賞」を受賞する。その他小説に、『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『きみはポラリス』、エッセイ集に『乙女なげやり』『のっけから失礼します』『好きになってしまいました。』等がある。

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