皇帝ナポレオン(上)

著者 :
  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (683ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048734530

感想・レビュー・書評

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  • 流刑地エルバ島にいた皇帝ナポレオンは、島を脱出しパリに向かった。それに合わせて新聞記者モンデールはナポレオンと因縁の深い女性たちに彼の素顔や歴史の舞台裏を取材した。

    ナポレオンという名は知っていたが何をした人物か全く知らなかった。そこで、700ページ弱もある本書を手に取った。これだけ厚ければ、一通り書いてあるだろうという思惑で。

    視点が面白かった。歴史の裏には必ず女性がいる。あの時、あの決断はナポレオンの妻によるものだった、みたいな。
    絶対王政ブルボン王朝による貴族の繁栄から市民革命を経ての中産階級に基盤を置いた民主主義。時代の過渡期に運命に導かれるように現れたナポレオン。勉強になります本書は。

著者プロフィール

長野県生まれ。西洋史への深い造詣と綿密な取材に基づく歴史小説で脚光をあびる。フランス政府観光局親善大使。著作に、『新・三銃士』『皇妃エリザベート』『シャネル』『アンジェリク緋色の旗』『ハプスブルクの宝剣』『王妃マリー・アントワネット 華やかな悲劇のすべて』『幕末銃姫伝』『i維新銃姫伝』など多数。青い鳥文庫ではKZのほかに「妖精チームG(ジェニ)」シリーズ、『マリー・アントワネット物語』『三銃士』も手がけている。

「2019年 『探偵チームKZ事件ノート 特装版 校門の白魔女は知っている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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