テンペスト 上 若夏の巻

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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  • Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048738682

感想・レビュー・書評

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  • 日本では幕末の時代の琉球王朝の模様を描いた小説。美少女宦官真鶴の過酷で、波乱万丈な人生を描いています・・・、って言うか、美少女なんで、宦官と言うのは意味不明なんですが、とある事情で美少女である真鶴が宦官を偽らなくてはならなかったと言う事が、この本の大きな設定になっています。でも、その身分の偽りが、結構大変な事なんですけどね。

    琉球王朝の事を描いているので、役人の官位などに琉球の言葉が使われていて、始めの内は面食らいますが、読み進めていくにつれて、余り気にならなくなってきます。それだけ、真鶴の人生が波乱万丈だと言う事ですね(笑)。

    上下で1800ページほども有る、読み応えの有る本です。現実の話と、創作の話と上手く組み合わさり、「この頃の琉球王朝って、本当にそうなのかなぁ」などと思われなくも無いです。

  • 良かったー。
    ドラマはちらしとしか見ていないのですが、いいですねー。
    人間模様がなかなか奇抜です。
    どうなっていくのか、先が気になります。

  • おおざっぱに言えば男の世界に女が男装して入るっていう琉球王国の話。
    量は多いけど、どんどん引き込まれて行くから一気に読めます!
    下巻の最後の方はだいぶ暴走してますけどねw
    すごく面白いです。是非読んでみて下さい!

    あと、風景描写が秀逸で、沖縄に行ってみたいくなります。

  • 琉球の文化や政治がわかるし、物語の展開も面白い。清の科挙に近い科試のことなどは浅田次郎さんの「蒼穹の昴」を先に読んでたのですんなり入ってきました。
    お堅い話かと思いきや所々コメディもあって、楽しい。下巻にも期待。

  • とにかく目まぐるしく展開するファンタジーという感じです。一気に夢中になって読み進めました。下巻も楽しみです。

  • 下巻でコメントします。

  • 面白かったけれど、漫画みたいな小説でした。

  • 面白かった!ホントは4冊に分かれている文庫本の方を読んだのだけれど、文庫本は表紙が映画に出演する女優・俳優さんが表紙だったので、こちらを登録。
    琉球王朝のことは今までほとんど知ることもなく、考えたこともあまりなかったので、小説とはいえ琉球王朝のことに触れることができとても興味深かった。

  • 最初、頭の中でちょっと彩雲国とカブった。
    ドラマは観ていないので、いつか機会があったら見てみたいと思う。

  • 日本に併合される前の琉球王国を舞台に、一人の少女が男と偽って生きていく物語。登場人物の癖のある性格や、主人公の運の良さ、そして呪術などが、リアルでなく物語的というかアニメ的な感じがしてしまうが、面白く読めた。ただ、上下巻で結構なボリュームがあった。
    琉球の歴史にも少し興味がわく。

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著者プロフィール

池上永一
一九七〇年沖縄県那覇市生まれ、のち石垣島へ。九四年、早稲田大学在学中に『バガージマヌパナス』で第六回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。九七年刊の『風車祭』が直木賞候補に。二〇〇八年刊の『テンペスト』はベストセラーとなり、一一年の舞台化をはじめ、連続テレビドラマ、映画にもなった。一七年『ヒストリア』で第八回山田風太郎賞を受賞。他の著書に『シャングリ・ラ』『レキオス』『ぼくのキャノン』『統ばる島』『トロイメライ』『黙示録』などがある。

「2023年 『海神の島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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