誰かと暮らすということ

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.50
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本棚登録 : 389
感想 : 79
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048740043

感想・レビュー・書評

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  • 下井草駅周辺に暮らす人たちの、想いと日常が交錯する短編集。それぞれ独立してるけど同じ世界のお話という構成が好きなので、なかなか面白かったです。セージと虫は不器用すぎるし、子供ちゃんはとても切なかったけど、みんな小さな幸せを見つけていくのが良かった。☆3.5

  • 短編集。

    やっぱり、あのテーマを書かれると弱いけど。
    共感。
    距離を置けるようになっている。

  • ちょっと心がぎすぎすしたときに読むといいかも。
    すぅーっと入ってくすっと笑って、一緒に暮らしている人に、笑顔で「おかえり」って言ってあげたくなります。

  • あぁ、のんびりと誰かと一緒にいたいなぁ。嫌なこと、哀しいこと、ってたくさんあるよなぁ。

  • 人との微妙な距離感というか、そういう描写が絶妙。

  • 同じ職場の男女がだんだん距離を縮めていく姿だったり、関係のこじれた夫婦がちょっとしたきっかけで仲直りしていく姿が爽やかに描かれている。「なるほどなー」「そうそう」「それは違うでしょ」。登場人物たちのそれぞれの選択に共感しながら一気に読めちゃう。ほんわかラブな短編。

  • 東京都杉並区の下井草に住み、幸せをつかむために努力する男女たちを描いた連作短編集。

    同じ会社の同僚、セージと知加子がぎこちなく、少しずつ近づいていく過程が微笑ましい。

    「誰かと暮らすこと」は、恋愛よりも素敵で、幸せなことだ。

  • セージに「お前が好きだって言うのに時間がいるから、ちょっと一緒に待ってて」と言われて、知加子が困惑しながらも
    「…うん、じゃあ一緒に待つ」って返事をするくだりが好き。

  • 当たり前なことですが、いろんな人がいてその中で気の合う人、縁のある人、、、

    何組かの夫婦、恋人、親子、会社、、それぞれの中にドラマというか出来事がありそれぞれの心のぶつかり合いが有るのは当たり前ですが、これもそれも当事者はその時は分からなかったり、不安になったり、、、

    生活の中にこそ本当のその人がいるのか、そうでもないのか、、、 生きるとは生活することに他ならないです。

    と、とりとめのないことを考えてしまう。

  • もうそんなに若いわけでもないけど、でもまだけっこう若い、というような年代の人たちの織りなす群像劇。虫壁さんの不器用さに思わず共感してしまいました。じんわりいい話で読後感も穏やかですが、人生甘いばかりじゃ無いよというのもきちんと描かれている良作。

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著者プロフィール

いとう・たかみ
1971年兵庫県生まれ。1995年、早稲田大学在学中に「助手席にて、グルグル・ダンスを踊って」で第32回文藝賞を受賞し作家デビュー。2000年『ミカ!』で、小学館児童出版文化賞、’06年『ぎぶそん』で坪田譲治文学賞受賞、「八月の路上に捨てる」で芥川賞受賞。主な作品に『ドライブイン蒲生』『誰かと暮らすということ』『 そのころ、白旗アパートでは』『秋田さんの卵』『ゆずこの形見』『あなたの空洞』など。

「2016年 『歌姫メイの秘密』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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