言葉の流星群

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 58
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048835565

作品紹介・あらすじ

宇宙、農民、妹への愛…ことばの微かな震えに耳を澄まして、作品の奥にある思いを探る宮沢賢治・詩への讃歌。新しい賢治作品論。

感想・レビュー・書評

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  • 選び抜かれた言葉の洗練度において、開高健に匹敵するのはこの池澤夏樹と思いつつある夕暮れ。
    宮沢賢治の宇宙は、彼のあの目にはこんな風に映ってたんだ....。

  • 池澤夏樹による、宮沢賢治評。
    といっても作品ひとつひとつについて、歴史やその時の宮沢賢治のおかれた境遇を解説するようなことはせず、池澤らしい口調で語りかける。
    全集が欲しくなる。

  • 感想UP済

  • ケンジさんの詩を読み解きながら自然と言葉の距離について考える。自然に働きかけるのはいつも人間。自然が人間になにかしようなんて思わない。無関心。やるときはやるしやらないときはやらない。そこには慈悲も残酷もない。見捨てることも救うことも無い。ただひとだけがそこに意味をつけたがる。

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著者プロフィール

1945年生まれ。作家・詩人。88年『スティル・ライフ』で芥川賞、93年『マシアス・ギリの失脚』で谷崎潤一郎賞、2010年「池澤夏樹=個人編集 世界文学全集」で毎日出版文化賞、11年朝日賞、ほか多数受賞。他の著書に『カデナ』『砂浜に坐り込んだ船』『キトラ・ボックス』など。

「2020年 『【一括購入特典つき】池澤夏樹=個人編集 日本文学全集【全30巻】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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