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- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048835565
作品紹介・あらすじ
宇宙、農民、妹への愛…ことばの微かな震えに耳を澄まして、作品の奥にある思いを探る宮沢賢治・詩への讃歌。新しい賢治作品論。
感想・レビュー・書評
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選び抜かれた言葉の洗練度において、開高健に匹敵するのはこの池澤夏樹と思いつつある夕暮れ。
宮沢賢治の宇宙は、彼のあの目にはこんな風に映ってたんだ....。
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池澤夏樹による、宮沢賢治評。
といっても作品ひとつひとつについて、歴史やその時の宮沢賢治のおかれた境遇を解説するようなことはせず、池澤らしい口調で語りかける。
全集が欲しくなる。 -
感想UP済
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ケンジさんの詩を読み解きながら自然と言葉の距離について考える。自然に働きかけるのはいつも人間。自然が人間になにかしようなんて思わない。無関心。やるときはやるしやらないときはやらない。そこには慈悲も残酷もない。見捨てることも救うことも無い。ただひとだけがそこに意味をつけたがる。
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