さくら荘のペットな彼女8 (電撃文庫 か 14-18)
- アスキー・メディアワークス (2012年10月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048869867
感想・レビュー・書評
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全巻通して一番面白かった巻。結果は知っているけど告白のシーンはドキドキしてとても面白かった。
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この流れなら青山さんに流れてもよかったなぁと思えてしまう描写……
でも神田くんが最終的に彼女が好きだったことに気づいてくれたのは嬉しかったです。 -
ましろを選ぶか、七海を選ぶか……その究極の2択に答えが出ます。 これ以上はネタバレになるので伏せますが、自分自身と向き合い決断した空太に拍手〜!
ましろの「恋をするってつらいのね」に「読んでるこっちのほうがつらいわ!」と思わずツッコンでしまうな。
にしても今ドキの修学旅行ってこんなに自由なのかなぁと羨ましく思ったりもしました。 -
ある程度の読書なりテレビドラマなりの経験があると、予定調和な展開かと。もちろん、それ自体を批判するつもりはないのですが、少々長く続けすぎたと思います。新キャラの1年生は、未来の空太と〇〇のつもりなのでしょうか?
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8巻読了。
ああ、ひとつの結論が出てしまった…
でも、ちゃんとした青春小説として成立するためには、どうしたって…
終幕も近い。
青春の名作でした。 -
ラブ方面のクライマックス。
修学旅行の間にどちらかを選ぶ。と言うより、どちらかを振るという選択に悩みの尽きない空太がメインのエピソードになってます。
正直なところ空太にはあんまり共感できないままだったので、彼の不器用な様にイライラしながら読むことに。
その分、終盤の空太と千尋の話しあうシーンでは、そのモヤモヤを吹き飛ばされました。この空太が出した結論なら応援できる。
シリーズ完結の予告があとがきにもありましたが、これからどんなふうにシリーズがまとまるのか楽しみです。特に赤坂。
個人的にはバカバカしい、カラッとした話が読みたいですけれど。 -
さくら荘はこの巻のためにあった、といっても過言ではないと思う。最後の告白は見事でした。ここまで七海かましろかというやきもきするくらいの行ったり来たりがあったから尚更。苦しい道でも、向き合おうと決めた空太はかっこよかった。七海はストレートに「好き」という感情が抱けたけれど、ましろには「好き」なのか、「憧れ」なのか、遠すぎる距離を追いつくことができるのかとか、そういう迷いや悩みがあった分、ましろのことを理解し考えることもできたから、その差が最後にましろを選んだ結果になったのかなと思った。七海もがんばれ!
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この巻については、もう何も感想を書きたいと思うことがありません。
ひたすら空太とましろと七海の想いが溢れている巻でした。
今回の龍之介の伏線だけはしっかり回収してから完結させてほしいです。 -
正直言ってこの作品、文章力は皆無に等しい。空太の思考に合わしてるのかもしれないし、ライトノベルという媒体を意識しているのかもしれないけど。しかしいま言いたいのはその良し悪しではなく、文章力のない、キャラだけの内容でここまで感情を揺さぶることができるのはすごいということ。
僕はいうまでもなく出てきた当初から七海派であるわけだけど(つまり決め手は顔)、同時に「こいつはかませの臭いがプンプンするぜェーッ!」とも思った。報われないっ子最高ですよね。
しかし、後半は本当に一ヒロインとして七海は戦っていた。8巻前半の七海押しが「持ち上げて落とすため」だとわかっていつつもどこか期待してしまう自分がいた。
「走れ! 神田空太!」
七海は「ただのかませ」ではなかったんだ……。