ソードアート・オンライン20 ムーン・クレイドル (電撃文庫)
- KADOKAWA (2017年9月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048932837
作品紹介・あらすじ
山ゴブリン族オロイによる、人界人ヤゼンの殺害。《禁忌目録》と《力の掟》によって縛られたアンダーワールドの住人には、決して起こすことのできない事件が発生した。
真相を探るキリトは、暗黒界軍の総司令官イスカーンの助力を得るも、すんでのところで犯人とおぼしき《黒ローブの男》に逃げられてしまう。
調査が難航する中、アスナは殺害現場である宿屋で《過去覗術》の詠唱を試す。すると意外な映像が浮かび上がり……。 そして、整合騎士見習いのロニエとティーゼに《真犯人》の毒牙が迫る――!
《ムーン・クレイドル》編、完結!
感想・レビュー・書評
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次回から現実編に戻るみたいですが、もっとキリトとアスナの200年の物語を知りたい。
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だんだん社会問題の解決が重要テーマになってきた。基本的にいい人たちばかりで、一見平和に見えるアンダーワールドでなぜ犯罪が起きるのか? 本当の悪は見えないところで活動している。人々の間にも、普段表面には出てこないが、不満や鬱屈したものがたまっている。すべての人の希望通りになるということは不可能なので仕方がない。これはアンダーワールドのことだけでなく、我々の世界でも同じなのかもしれない。
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キリトとアスナが残ったアンダーワールド編完結らしい。なんか伏線が未消化な気がするが、次は本編に戻るらしいので、それに期待。
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イスカーンとシェータの子どもであるリーゼッタが誘拐されるという事件は、キリトたちの活躍によって解決しますが、犯人である黒ローブの男のゆくえはわからないままに終わります。
その後ロニエとティーゼの二人は、まだ幼い飛竜の月駆と霜咲とともに、北セントリア郊外に出かけます。そこには、お化け屋敷とうわさのある、ノーランガルス皇帝の館があり、二人は館を探索します。
ロニエたちの活躍と、最後はキリトとアスナの登場によって、事件はひとまずの決着がつけられることになりますが、真の黒幕はまだ登場せず、つづきがあるようです。ただこの世界では、キリトとアスナが登場するバトルではほぼ勝利が確定してしまうので、かなりスピン・オフ作品に近いあつかいになってしまうのですが、ロニエとティーゼをメインでストーリーが進んでいくことを、個人的には期待しています。 -
ソードアートオンライン、通称SAO第20巻。ムーン・クレイドル後半戦。今回の主役も若い二人の見習い整合騎士&ドラゴンと言ったところ。色々な伏線は残しつつ一旦アンダーワールド篇は幕引きだそうです。
まだまだ、先は長そうなので楽しみでしかない。もちろん、アニメも期待して待っていようと思います。 -
壮大なスケールで綴られたアリシゼーションの番外編その2。キリトとアスナは脇役に徹し、ロニエとティーゼの2人が活躍する。羊皮紙に代わる植物紙を作るとか、教科書を配るとか、どこかで読んだような話もあり、なかなか楽しい。一応、本巻でアリシゼーションは終わりらしいが、あとがきではまだまだ書き足りないようなことを……。