猫又とキャンパスライフ (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048938846

作品紹介・あらすじ

地方国立大学の貧乏女子寮「万葉寮」一帯を縄張りとする野良猫が二匹。一匹はのどをゴロゴロならしては女子から餌をせしめるのが上手な腹黒な白猫くん。一匹は決して毛並みを人に触らせないぶっきらぼうなキジトラ猫くん。そんな彼らの正体は数百年を生きる老獪な猫又で……? とあるトラウマから極端な猫嫌いとなった寮生の圭美は、そんな二匹(二人?)の猫になやまされている。
窓から勝手に部屋に入っては寝床にされ、食料を勝手に拝借してはやれもっと上等な餌を用意しろと嫌味をいわれ、あまつさえ圭美を脅しては猫の問題事に巻き込まれ……。
そんな二匹の猫又と一人の猫嫌いが織りなす、ゆるやかな大学青春模様。

感想・レビュー・書評

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  • 【猫又との共同生活は前途多にゃん!】

     一ノ瀬圭美、夢にまでみたキャンパスライフ! だけど、寮費七千円の万葉寮には、二匹の猫が住んでいて、しかもやつらは“猫又”で!? 
    「タマ。お前って、とことん鈍くせぇよな」
     喧嘩っ早いキジトラのキジ。
    「こらこら、キジ。口は災いの元ですよ」
     超絶腹黒ハチワレ猫のハチ。
     たまたま正体を見てしまった圭美は、懐かれ……というか脅されて、彼らの世話を焼くことになってしまい。
     猫嫌いな圭美の新生活はどうなってしまうの!?

  • 最後まで飽きずに読むことはできるけれども、種明かしされたときの物足りなさは否めない。私は、猫又2匹や先輩たちより、もっとヒロインの女子大生に焦点を当てて欲しかったのだと思う。

  • 猫嫌いなのに猫に下僕として扱われているのが楽しい。
    恋とかの要素は無くて、あくまでも下僕。

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著者プロフィール

2011年に刊行した『シアンな憂鬱な銃』(電撃文庫)でデビュー。壮大なファンタジーからヒューマンサスペンスまで、多彩な作風を持つ。近著に『残念ねーちゃんの捜索願い』。

「2018年 『猫又とキャンパスライフ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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