キッチン「今日だけ」 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049152326

作品紹介・あらすじ

毎日ちがうお店があなたをお迎えします!小花美月の長年の夢は叶った直後に消えた。開店したばかりのパティスリーが、教えたがりおじさんにつきまとわれ、撤退に追いこまれたのだ。失意の彼女がたどりついたのは水郷・近江八幡の「シェアキッチン 今日だけ」。そこで再起をかけた小花は、様々な事情を抱える訪問者たちの「夢のお店」を一日限定で形にするため、奔走することに。お菓子店、喫茶、バル……。日毎に姿を変える「今日だけ」と花開く人々の願い。心の片隅に置いてきた憧れに向き合いたくなる、人生讃歌の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 毎日ちがうお店があなたをお迎えします!

    小花美月の長年の夢は叶った直後に消えた。開店したばかりのパティスリーが、教えたがりおじさんにつきまとわれ、撤退に追いこまれたのだ。
    失意の彼女がたどりついたのは水郷・近江八幡の「シェアキッチン 今日だけ」。そこで再起をかけた小花は、様々な事情を抱える訪問者たちの「夢のお店」を一日限定で形にするため、奔走することに。
    お菓子店、喫茶、バル……。日毎に姿を変える「今日だけ」と花開く人々の願い。心の片隅に置いてきた憧れに向き合いたくなる、人生讃歌の物語。

  • 小花が弱弱しい子かと思いきや、思いのほか図太く根性がある子で良かったです。思いつきをすぐやってみようと手をつけられる勢いがあって力強い。人生の転機というか辛い時期にある人たちが、前向きに何かを始める話で気持ちよく読めました。ホテルの皆も凄く良い人たちで、手を出し過ぎずに導いてくれる絶妙な加減が素敵だなと思います。これからさらに成長していくであろう小花や櫂のその後が気になる。

  • ハードルが高いことも、
    今日だけだと思えば、意外とやれる。

    その一歩が、自分の夢や人生を諦めずに進める一歩になる。

  • 色々な事情を抱えた人たちが
    一日限りの自分のお店を持てるという
    面白くて夢がある話でした。
    自分なら何屋さんができるだろうと
    想像しながら読むのが楽しかったです。

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著者プロフィール

一九七九年岐阜県生まれ、愛知県在住。第20回電撃小説大賞〈メディアワークス文庫賞〉を受賞し、デビュー。著書に、「ちどり亭にようこそ」シリーズ(全4巻)、『かくしごと承ります。~筆耕士・相原文緒と六つの秘密~』など。

「2022年 『出張料理みなづき 情熱のポモドーロ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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