ナ-ジャ希望の村: チェルノブイリ、いのちの大地 (学研のノンフィクション)
- 学研プラス (2000年12月20日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (119ページ)
- / ISBN・EAN: 9784052012440
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チェルノブイリ原発事故で汚染され,閉鎖された村の少女が,美しい村,やさしい村人を想いながら,いのちの豊かさとは何かと問う。 (日本児童図書出版協会)
「この村は豊かだろう。春はいっぱい花が咲き小鳥がさえずり、秋には白樺が黄金色になるのだから」
「みんな同じ命を持っている仲間。そのひとつひとつの命はすべての命につながっているんだよ。豊かっていうことは、命あるみんなが気持ちよく生きられることなんだよ」
(ナージャのおばあさんのはなし より) -
メモ
◯p19
人間は毎日、たくさんのいのちあるものを食べて行きているんだよ。牛、ぶた、にわとり、さかな、それに野菜やくだもの、だって、みんないのちがあるだろう。ナージャの好きなかぼちゃの種もにわとりの卵もそうだよ。でも、人間だけは、ほかの生き物に食べられることがない。オリガおばさんはぶたのいのちに感謝しているから、かわいがるんだ。ナージャもぶたのお肉が食事にでたら、残さず食べてあげるんだよ。それがぶたに感謝するってことなんだ。かわいがるってことなんだよ。
福島原発の問題を考えさせられる。
原子力発電の恩恵をうけてない人にも大きな影響を与える。
一生、ふるさとに帰れない人たちの気持ちが伝わってくる。
日本の今後。
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