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- Amazon.co.jp ・本 (55ページ)
- / ISBN・EAN: 9784052042843
作品紹介・あらすじ
広島に原爆が落ちる少し前のこと。「あたしにばかされたい?」という子ぎつねと出会った戦争は、原爆は、一瞬にして命といとおしいものをうばう。遠い戦争の痛みはわからなくなっても、その悲しさなら気持ちを重ねられるかもしれない。
感想・レビュー・書評
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小狐と少女の可愛らしいやりとり。突然の原爆。戦争は何もかも根こそぎ奪っていく。
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娘と一緒に読むために、可愛らしい挿絵につられて借りてきた一冊。のんびりとした穏やかな暮らしの中に見え隠れする《戦争の影》を嫌悪する娘を見て、何度も「まだ読むのは早かったか」と後悔したのだが、最後まで読めて本当に良かった。2人で泣きながら読了。
毎晩、毎晩、「どうして戦争なんかするの?」と問う娘とじっくり向き合った一週間。来年、再来年だったら、もっと理解できていただろうし、もっと考えを深め、もっと知りたいと思ったかもしれないけれど、3年生なりに、しっかり受け止められただろうと思う。
「どうして戦争なんかするの?」という、ストレートな質問が、自然に湧き出てくる今こそ読めて良かったのかもしれない。また、いつか一緒に読もうね。
初めて、ピカドンという言葉に出会った一冊でもありました。 -
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