アンティーク・シオンの小さなきせき (テイーンズ文学館)

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  • 学研プラス
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  • Amazon.co.jp ・本 (155ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784052044403

作品紹介・あらすじ

森の中のお店、アンティークシオン。アンティークとは、誰かの使った古い品物のこと。店のご主人シオンさんが世界各地で出会った品物です。ここで起こる、不思議で心あたたまる6つのお話。物にはみな、持ち主との忘れられない物語があるのです。

感想・レビュー・書評

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  • ・森の中のアンティークショップ。
    ・年齢不詳の女主人シオンとクロネコのマフィン。
    ・魔女のようなシオンには道具の声が聞こえる?
    ・店に置かれている道具たちが人を呼ぶ。
    ・買った人たちに起こる不思議な「いいこと」。
    ・半ば絵本、短編6つ、すぐに読めるだろう。
    ・後半3編には少しつながりがある。
    ・きれいなお話集。
    ・同時に読んだ『ホテル』という絵本の絵も黒井健さん。偶然だったが。

  • ・この本は骨董品の話です。買う人を呼びよせます。中でも「銀の針」という骨董品の話で、不思議な力で素敵なドレスを作れていて、魔法だと思ってしまいます。ぜひ読んでください。

  • ひっそりと佇むアンティークショップに訪れる人が不思議な出会いをしたり、ちょっと幸せになれるお話。
    難しい言葉が左のページの端に解説してあるのはなんだか懐かしい感じでした。
    巻末にまとめて解説があるよりも好きです。
    イラストは黒井健さんでした。

  • 森の中にひっそりと佇むアンティークショップ。
    お店にあるアンティークの品々にまつわる物語。

    どのお話も素敵で心温まるお話。
    第二話、銀の針がお気に入りかな^^

    誰かが使った使用済みの古い道具、私もちょっと敬遠する気持ちが強かったけれど。
    私と出会うのを待ってくれていたものって考えると、それはまた全然違ってくるんだなぁ♪
    アンティークの見方が少し変わった本です。

  • 柱時計に銀の針、お皿や首飾り。
    アンティークの品々に秘められたあたたかい物語集。
    黒猫と店長のおばあちゃんの組み合わせがいかにも魔女の世界という感じでミステリアス感が匂います。
    茂市久美子さんと黒井健さん童話界を代表するふたりのコラボレーションでとても満足する作品でした。
    わたしも昔の雑貨が大好きなので、ぜひこんなお店があったら遠くても訪れたいものです。

  • オムレツやらおはぎやらにお腹が鳴る…猫の名前、マフィンだって!んもう。

  • 2016/7/20(水曜日)

  • それぞれのアンティークのエピソードの心温まります。

  • 表紙の品々をめぐるおはなし。

    銀の針のおきゃくさんはきつねさんだったわけだけど、
    その後もおきゃくさんはきつねだったりするのかしら?

  • 紹介文を読んで内容にひかれた。
    書店で見つけて、帯と装丁をみて第一話まで立ち読みして、購入して帰った。

    店のあるじが、世界中から連れてきた骨董品のお店、アンティーク・シオンは、森の中にある。
    そこに引き寄せられるお客さんと骨董品の、心あたたまる連作短編集。
    プロローグ
    第一話 大きな古時計
    第二話 銀の針
    第三話 女神の像
    第四話 おばあさんのお皿
    第五話 マリーの首かざり
    第六話 シオンの時間
    エピローグ

    新刊を購入して読む贅沢さよ……!
    『クロリスの庭』といい、こういうSukoshi Fushigiな世界観、季節感のあるおはなし、好きです。
    第一話に出てくるお話は、『トムは真夜中の庭で』だよね。
    私が大人になって児童文学にひかれた原点だから、なんだか嬉しかった。
    『またたびトラベル』も読んでみよう。

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著者プロフィール

岩手県生まれ。『おちばおちばとんでいけ』(国土社)で、ひろすけ童話賞受賞。おもな作品に、「つるばら村」シリーズ(全10巻)、『ゆうすげ村の小さな旅館』(東京書籍小3国語教科書にも掲載)、「魔女バジル」シリーズ(全5巻)、「おひさまや」シリーズ、『おいなり山のひみつ』『今日よりは 明日はきっと 良くなると 愛犬・太刀と暮らした16年』(以上、講談社)などがある。


「2023年 『ゆうすげ村の紙すき屋さん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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