バンパイヤ(1) (手塚治虫漫画全集)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061087422

感想・レビュー・書評

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  • 悪役ロック現れり!トッペイ&チッペイの奮闘。

  • かつての手塚スターシステムの、少年役ロック・ホームは、なまじ知性を持ってしまっているだけに、悲劇的なラストを遂げる役がとても多かった。(ロック冒険記、来るべき世界、etc.)

    「バンパイヤ」ではかつての少年ロック・ホームは、間久部緑郎と名前や姿を変え、自らを悪魔の申し子と称して、一切の躊躇もなく、詐欺や誘拐、殺人などの犯罪を繰り返していく。

    人としてどこか壊れてる悪人が主人公…という少年漫画が、とにかく衝撃的だった。
    (現在だと、デスノートというメジャーなタイトルがあるけれど)
    間久部(ロック)は、セクシーで、ほんの少しの弱さがあって壊れてて、とにかく魅力的なキャラクターだ。
    手塚治虫本人も本作を気に入っており、続編の執筆を構想していたものの、未完のまま終わってしまったというのが、非常に惜しい。

    ちなみに間久部は、ブラックジャックでも、BJ先生の友人役として出演しているので、ファンは思わずニヤリとする。

  • 本当は悪いことしたくないんだけど、ロックにうまいこと言いくるめられてしまうトッペイかわいそう。
    コウモリに変身する人が「あなたは今幸福ですか?」と聞くところがなんかドキッとする。あんなこと言われるとバンパイアになりたくなっちゃうじゃん。

  • 主人公が悪に染まっていく過程に深みが感じられなかった。
    親友を殺すのにもやけにあっさりしすぎていて1度助けた伏線が弱くなっている。

  • エンターテイメント。
    ロック(間久部緑郎)好きにはたまらんシリーズ。
    未完結

  • 絵がオドロオドロしくないので、似合わない分類だと思いますがCGの発達した現在、実写でリメイクされたらカナリエグイ描写になりそうなんで怪奇SFとしましょう(笑
    同じバンパイアでも萩尾望都とはズイブン毛色が違います。
    どちらも「アリ」だと思ってます(笑

  • ロック好きには読んで欲しい

  • ロックかっこよすぎるだろ…

  • ぼくは悪魔の申し子さー♪

  •  手塚治虫さんが亡くなってしまい、未完の大作となってしまった一作。
     それがわからなくて、「アレっ、どうしてこの『バンパイヤ』はこれから先(ロックが引っ張られてしまう場面からあとの巻)が見つからないんだろう…」と、ずっと思っていました。

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著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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