続ぼくを探しに ビッグ・オーとの出会い

  • 講談社
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感想 : 118
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  • Amazon.co.jp ・本 (102ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061133228

作品紹介・あらすじ

探しものは何ですか。ビッグ・オーに出会いましたか。
『ぼくを探しに』に続く、大人の童話Part2。

おとなを演じるのが上手な人、下手な人……。
誰もが「童心」を道連れに旅をする。

「だって角(かど)が尖ってるよ」とかけらは言う。
「角はとれて丸くなるものさ」とビッグ・オーは言う。

感想・レビュー・書評

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  • “かけら“”は独りで坐っていた 「誰かがやって来て、どこかへ連れて行てくれないか」と待ちながら...するとある日、様子のちがうヤツが現れた「君はだれ?」と “かけら”は尋ねた「ぼくはビッグ・オ-だ」「ぼくは君の足りない“かけら”かも知れない」「ぼくは“かけら”なんて探していない。君の嵌るところなんてないんだよ。ぼくと一緒に転がるのは無理だ」とビッゴ・オ-は言う「君独りなら転がっていけるかも知れない。やってみたことある?」・・・<シルヴァスタイン>の『ぼくを探しに』の続編は、人生の道連れを探す旅路。 〟

  • 『ぼくを探しに』続編。
    深いことを、シンプル、かつ簡単に、表現してるのが、スゴイ絵本。
    で、押しつけがましくないのが、また良いのだよね。
    昔から知ってる本だけど、何度も何度も読める。
    手元に置いておきたい本。

  • 人生を歩くパートナーって、こうやってみつけるといいのかもしれない。そう思った一冊。同じ速度で、同じ景色を見て歩くには、人間として同じように成長しなければならない。互いを同じように慈しみ認め合うことが大切よって、贈り物に添えてます。結婚する友人や大切な人のために選びたい一冊です。

  • たまに読み返すと良いかと

  • 今度はかけらの側からのお話。
    置き去りにされた話かと思ったら、これはこれで、違う話。

    視点が変われば、世界も変わる。
    かけらが大きくなるというのは象徴的。
    同じように変化できるとは限らないってこと。

    でも、みんながビッグ・オーになってしまうのは、いいことなのかな?

  • 【図書館本】『ぼくを探しに』を読んだついでに。今度はかけらに焦点を当てて。前巻と変わらずシンプルで深い。前に進む勇気と、進み続けること。果報は寝て待てとは言うけれど、待つばかりじゃ何にもならない。訳者あとがきはせっかくの不思議な世界を壊される気分。文章が合わない。でも違和感あったのはあとがきだけだったのでとりあえず読めた。

  • 完全にひとつになれる存在などこの世にはなく、
    待っているだけでは、
    どこにも向かうことができない。
    そのことに気がつき、
    ふらつきながらでも歩き出すことができたとき、
    私は私になり、あなたに出会う喜びを知る。




    高校の頃、友人がくれた。

  • いつまでも大切にしたいシルヴァシュタインの大人のための絵本。作中での気のあったはずのパートナーから「君がこんなに大きくなるとは思わなかったよ。さよなら。」「あーあ…」というくだりがたまらない。こんな経験、いい大人なら誰でも持ち合わせていると思う。

  • 図書館のおすすめコーナーで。

    まず一人で歩けるようにならないと。
    そして第一歩を、自分で踏み出さないと。
    分かってるのに、段々気にならないのは、ちゃんとしていないからかな。

    これは恋愛や結婚だけじゃない、
    すべての人間関係においてはちゃんとしなきゃいけないことだ。
    しっかり実践しないと。

    話は変わって、
    読んだとき、以前に聴いたある年配の方のスピーチの内容を思い出した。
    結婚についてこう話していました。

    結婚は、二つが一つになるわけがない。
    二人のままだ。
    相手の経験や危機や挑戦に、
    代わってあげることが出来ないのもそのまま。

    だから、結婚は「ふたり」になることだ。
    そして自分を強くしたまえ。相手を支えってやれ。

    という。

    自分で転がるようになれ。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「自分で転がるようになれ。 」
      シンプルだから、色々と想像しちゃいますね。
      丸くなる必要はないと思うけど、転がる必要がある時は転がらなきゃネ...
      「自分で転がるようになれ。 」
      シンプルだから、色々と想像しちゃいますね。
      丸くなる必要はないと思うけど、転がる必要がある時は転がらなきゃネ(角が無いほうが効率的だけど、そうじゃなくったって良いんじゃないかな?)
      2013/07/18
  • 「ぼくを探しに」の続編。個人的には,こっちが好きだったな。
    メッセージ性も強く出ている気がした。
    歯切れのいい文章が気持ちよくて,心地いい余韻に浸れる。

    内容も色々な解釈が出来ると思うから,ここで書くのは邪推だと思う。
    ただ,私自身は後書きに書いてある「男と女」の解釈は逆だと思った。
    これも,色々な解釈の一端なんだろうね。

    ともかく,大人も子どもも,楽しめる絵本だと感じた。

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