自己分析: 心身医学からみた人間形成 (講談社現代新書 166)

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061155664

作品紹介・あらすじ

巻末: 参考書

感想・レビュー・書評

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  • 記述は時代的な制約を感じました。日本の精神分析の始祖、古沢平作との思い出話が面白かったです。

  • フォーカシングの池見陽、TAの池見酉次郎という自分の括りは合ってるのだろうか、と思いつつ手に取って見た一冊。

    1968年の初版のため内容はそれなりに「古い」。また当時の状況はよくわからないが、本書ではTAには触れず、今でいう認知療法などに触れていく。そして全体的には、「世界内存在として、つねに他のとのかかわり合いのなかで生きている」という結論のようなもので落ち着く。

    あと、意識の氷山モデルの考案者は、あのスタンレー・ホールであったか、とかそういうことも知ることができたので読んでよかった。

  • 昭和43年の書。古い気はするが、理論的なものは現代でも変わらない。現代人のストレスの捉え方と対処の仕方は今でも同様。

  • 心の底に鬱積した感情によって身体に影響が出る心身症の治療の話。
    精神分析や自律訓練法、催眠を用いて過去の感情を改めて自覚すること、上手にリラックスして悪い条件付けから解放されることで心身症が良くなるという。
    また、心だけでなく、心が変わることで体質変化も実際にあるとのこと。

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著者プロフィール

1915年生まれ。日本の心身医学、心療内科の基礎を築いた草分け的な日本の医学者。九州大学医学部名誉教授。甥は臨床心理学者の池見陽。 福岡県糟屋郡粕屋町生まれ。旧制福岡中学(現福岡県立福岡高等学校)、九州帝国大学医学部卒業。日本心身医学会を設立し、初代理事長になる。翌昭和36年(1961年)九州大学に国内最初に設立された精神身体医学研究施設(現在の心療内科に当たる)教授に就任し、内科疾患を中心に、心と体の相関関係に注目した診療方法を体系化、実用化に尽力した。 1999年没。

「2023年 『フロイト著作集第4巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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