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- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061310704
感想・レビュー・書評
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正しくはこの本ではなく、「富獄百景・走れメロス 他八編」という岩波文庫の本だが検索できなかったので同じ出版社の一番近い題名のものにした。
(古本なので絶版したのかもしれない)
この本で一番興味深いのはあとがきとして太宰の旧友である井伏鱒二が太宰について語っていることだ。この中では多少作品に触れながらも、過去の太宰との交流について語っているものが多い。
中には太宰の大人びた着こなしを井伏が「君のその下着は、おとうさんか、それともおにいさんからの、拝領だろう。」と言ったのに合わせて太宰が「そうです。お古です。」と返したものの、実は本人のものだったり、井伏らと仏像の見学に行き、主人にこっぴどく叱責された時にちゃっかりひとりだけ逃げて叱責をまぬがれていたり・・・と日頃からの世渡りの上手さ(?)を語ったりしている。
これはファンとしてはかなり楽しめるものだと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ものすごく大好きなものが集まってます。