- Amazon.co.jp ・本 (458ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061315839
感想・レビュー・書評
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私にとってのバックパッカー本のバイブル。
この頃には、まだバックパッカーという名前もなかっただろうけど。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
多少古臭いところはあるけれど、それ以上に学ぶことが多かった。博識で、勇敢で、あらゆるものに対して好奇心をもち、ありえないほどの貧乏旅行をした著者。各地ですぐに友人をつくることができるのは本当に才能だと思った。
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多くの著名人の死を知るのはEZニュースフラッシュで、という僕ですが、小田実の死はケータイに配信されなかったと思う。とはいっても小田実が死んだ時僕はこの人を知っていたかあまり自信はないので気づかなかっただけかも知れない。ただ、そのすぐ後には父が代ゼミでお世話になったことを知り、同時に名前を「まこと」と読むことも知り、とりあえず名前だけは知っている状態であるとは言えた。そしてやっと1年後、『何でも見てやろう』を読み始めた。小田実氏の辿った道筋は大まかに言ってアメリカに留学し、その帰りにヨーロッパ、アジアをめぐってくるというものである。途中までは思いもよらなかったけど(多分あえて悟られないように書いたのだろう)、地球を東向きに回ったことは決定的な意味を持つ(もちろん80日間世界1周的な意味ではなく)。西洋を行く間、小田さんのユーモアと鋭い観察の綯い交ぜは読んでいて愉快な限りである。しかし、アラブ諸国・中東さらにはインドに到達したとき、そうは言えなくなる。ユーモアが消えてしまうわけではないものの、一気にシリアスになったように思える。そしてむすびで、日本を論じる。西洋編も面白いのだけど、アジアがやはり読み応えがある。この本に出てくる中で行ったことがあるのは、ついこないだ行ったハワイのみ。たった3ページ足らずなので、書いてあったことすら忘れていた。読み返して見て、50年前のハワイは全然違うのだなあと感じた。日系人についても、今は3世、4世が日本語をしゃべらずに生活している。50年前は観光化も進んでなかったのだろう。チリ地震による津波も来る前だ。僕は今のハワイを大いに気に入ったが、小田氏には50年前のハワイがお気に召さなかったようである。解説は井出孫六。
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2008.10.5読了。
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1950年代に、こんなにブッとんだ人がいたことに驚いた。
アメリカからヨーロッパ、インドなどを巡ったときのことを饒舌に語っているけれど、著者が言いたいことはタイトルにすべて詰まっているように思う。
つまり、「何でも見てやろう」ってこと。 -
マイミクさんの日記に書かれていたので、小田実の本を何か一冊読もうと買った本。どこかで読んだことがある、ってたびたび思ったが(とくにゲイについての記述で気がついた)、本当に読んでいたらしい。この本の熱度は見覚えがある。当時はセンサイな自分には合わない「体育会系の」本、だと思った記憶があるが、今は若い頃にこんな熱い体験と、つたないながら書きたいことが先行する文章が書けたことをうらやましく思いながら読んでいる。この本があって、沢木耕太郎や吉田ルイ子などが生み出されてきたんだろうなあ。
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Toshiさんの本棚の中で、わたしが読んだ本は今のところこの1冊だけでした。
私は海外に出てみたいと思っていたので、夢中で読んでましたこの...Toshiさんの本棚の中で、わたしが読んだ本は今のところこの1冊だけでした。
私は海外に出てみたいと思っていたので、夢中で読んでましたこの本は。2008/09/22
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080815(n 080912)
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すげーすげー。
旅にとどまらず。 -
かなり昔の旅行記。
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構成物。父が呉れた本。男に生まれたかったって泣きました。いや、ポイント違うよね。そう、知らないままの事は嫌なの、それだけが勇気。