虚無への供物 (講談社文庫 な 3-1)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (666ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061360044

感想・レビュー・書評

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  • 激愛です 何度も読み返さないけど愛は深いです。ティーン向けファッション誌の読書案内で見て読んだのですがその衝撃と言ったらもう。

  •  名作??
    昔の話にしては読みやすい。
    で、よく「凄いよ〜」と聞いていたので、読んでみました。ってゆぅか、有名ですよね。有栖川さんの作品にも出てきたし。

     でも・・・ぅーん。
    アンチミステリ?
    ひとまず、私と友人の間では「何か駄目だった」ってカンヂで落ち着いてます。

  •  ミステリーの芸術。最高の世界のひとつと思います。教養と品格がなくなったのは作者たちの方なのか、読者たちの方なのか、と反省します。

  • この装丁が一番好きです。

  • 【ストーリー】<br>
    氷沼家の連続密室殺人事件。渦中の人物を含めて衒学趣味の推理合戦という趣で、不真面目で遊び半分かとも思いきや、同時に緊迫感と哀しさを伝える特徴的な場面展開。<br><br>

    【感想】<br>
    5年ほど前に買って、久生の口調や亜利夫の愛称「アリョーシャ」が馴染めず前回は最初の方で挫折して途中で仕舞い込んでいましたが、今回取り出して読んだらかなり面白かったです。裏にある正体の見えない悲劇の足音が大きくなって身に迫るのを感じさせ、途中からはのめりこんで読んでいました。

  • 何が凄いと具体的にはいえないんだけど読んでるうちにどんどん話しに引きずり込まれてる感じが自分で分かる。とにかく最初から起こる事件がとてつもなくミステリマニアの心をくすぐるような事件。そして素人探偵による推理合戦がお決まりのように起こる。まあこれは奇抜なアイディアが続出するんだけど。4回起こる密室殺人に五色不動尊、五色の薔薇に過去の因縁にすべてを分かっていた人物による作中作と大盤振る舞いと言うか乱れうちというかもうとにかく凄い。語られる真相はかなり意外。

  • 有名すぎるくらい有名な中井英夫さんの作品。でも読んだ当初はそんな知識もなくタイトルに惹かれて手に取りました。次点は「悪夢の骨牌」。他もいろいろ楽しいです。

  • 私の1番好きな本。年に1度は読み直してしまう。なんとも妖しい世界を堪能できます。4つの密室殺人事件のザ・ヒヌマ・マーダー・ケースを個性的な4人が推理する。個性的な4人の推理合戦がまず面白い。静ずかながらもジリジリと迫ってくる妖しい雰囲気がなんとも言えずうれしくなる。一種の恐怖にちかいものなんだけれど。どうしてこんなにこの本に惹かれるのか、自分自身わかっていません。犯人の思考はなんだかカフカ的なんですけどね。

  • ミステリのおもしろさに気づかされた一冊。さすが三大奇書。

  • 随所に挟まる中井英夫ワールドの小ネタが…いいですね…。
    三大奇書っていう肩書に関しては(うーん…???)と思ったけど、幻想小説なんてみんな奇書っぽいかと思ったらそりゃそうだな…とも思った。

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著者プロフィール

中井英夫(なかい ひでお)
1922~1993年。小説家。また短歌雑誌の編集者として寺山修司、塚本邦雄らを見出した。代表作は日本推理小説の三大奇書の一つとも称される『虚無への供物』、ほかに『とらんぷ譚』『黒衣の短歌史』など。

「2020年 『秘文字』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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