冷蔵庫より愛をこめて (講談社文庫 あ 4-1)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (407ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061362086

感想・レビュー・書評

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  • 移動中など、ちょこちょこ読むのに最適。
    ぞっとしたのは「歌を忘れない鸚鵡」、オチに笑ったのが「真実は強し」。

  • 星新一と並ぶショートショートの名手と呼ばれるもあんまり知られていない気がする阿刀田高の短編集。星新一はスマートさの中に潜めた切れ味鋭さがあったけれど、阿刀田高は男女の情愛の絡まった少しウェットな質感の作品が多いかな。でもブラックユーモアの質は劣らない。

  • 母からの推薦で学生時代に読んだものを再読致しました。 本作で阿刀田高氏のファンになり、しばらくはブラックジョークに凝ったのを覚えています。 時間が有れば、是非、再読をしたい私の中での不朽の名作です。

  • 短編の名手ということで読んでみたら、テイストがすごい好きな作家さんだった。
    最後の最後に落としこむ手法には舌を巻きます。

  • ものすごくブラックな作品たち。
    時には結末部分を読んで
    思いっきり背筋が寒いことに気付く作品も…

    面白かったのは
    ほんのちょっとの火遊びが大やけどになってしまった
    「夜の真珠貝」かな。
    よくよく文章を読んでいきますと…
    「あーあ」な展開がそこに待ち受けております。

    …肝心の表題作は…
    まさに「狂気」
    歪んだ愛はついに凶行に及びます。
    狂気って恐ろしいもの。

  • 真っ黒。

  • 初期の阿刀田先生の小説は神でしたね。
    「冷蔵庫より愛をこめて」と「ナポレオン狂」は必読!

  • 6/11/2011読了
    ブラックユーモアってこう言うことを言うんだ。皮肉ってるというか、こういうの好き。

  • 直木賞受賞作の「ナポレオン狂」よりもこちらの方が面白いと思う。
    知人から借りて一時期阿刀田作品を読み漁っていた時期があったが、「あやかしの樹」と「わたし食べる人」はあまりにインパクトが強すぎて詳細まで覚えていた話だ。その2作品が同じ本に収められていることを本棚の整理時に気づき、この本の充実さに驚かされた。
    なんとも言えない恐怖にエロティックさが時折混ざる大人のための日常と非日常の間。

  • ぞっとする感覚がたまりません。

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著者プロフィール

作家
1935年、東京生れ。早稲田大学文学部卒。国立国会図書館に勤務しながら執筆活動を続け、78年『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュー。79年「来訪者」で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞。95年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞。日本ペンクラブ会長や文化庁文化審議会会長、山梨県立図書館長などを歴任。2018年、文化功労者。

「2019年 『私が作家になった理由』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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