星海社カレンダー小説2012(下) (星海社FICTIONS)

制作 : 星海社編集部 
  • 講談社
3.77
  • (1)
  • (8)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 67
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061388345

作品紹介・あらすじ

"1年の記念日"をテーマにWebサイト「最前線」にて期間限定公開されたカレンダー小説を満を持して星海社FICTIONS化。ご存じ「とある飛空士」シリーズ・犬村小六の初短編『月のかわいい一側面』(十五夜(9月13日))。短編小説の名手・渡辺浩弐の『親愛なるお母さまへ』(敬老の日(9月17日))。ひきこもり世代のトップランナー・滝本竜彦の『おじいちゃんの小説塾』(塾の日(10月9日))。恋愛小説の次代を担う、紅玉いづきの『青春離婚』(いい夫婦の日(11月22日))。現代SF小説界の新鋭・泉和良の『下界のヒカリ』(大晦日(12月31日))。全5篇を収録した下巻。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • attention! 11/22 本日は いい夫婦の日 です

    「青春離婚」が目当て。
    童話のような語り口で描かれる、もの静かだけど印象に残る思春期のささやかな恋愛。文の切り方とつなげかた、台詞と情景描写のからめかたが、とてもとても好みだった。

    http://image1.sai-zen-sen.jp/comics/seishunrikon/
    読解アヘンが書くマンガも素敵だけど、原作をぜひ。

  • カレンダー小説、上のほうもそうでしたが、ちょっと世にも奇妙な物語風な感じです。
    グロイのはグロイ。
    子供向けではない気がします。

  • 小説界の最前線で活躍する作家が贈る、とっておきの短編集。

    “1年の記念日”をテーマにWebサイト「最前線」にて期間限定公開されたカレンダー小説を満を持して星海社FICTIONS化。
    ご存じ「とある飛空士」シリーズ・犬村小六の初短編『月のかわいい一側面』(十五夜)。短編小説の名手・渡辺浩弐の『親愛なるお母さまへ』(敬老の日)。ひきこもり世代のトップランナー・滝本竜彦の『おじいちゃんの小説塾』(塾の日)。恋愛小説の次代を担う、紅玉いづきの『青春離婚』(いい夫婦の日)。現代SF小説界の新鋭・泉和良の『下界のヒカリ』(大晦日)。全5篇を収録した下巻。

  • 紅玉いづきの「青春離婚」目当てで購入。
    予想を超えて素敵な物語だった。

    泉和良の「下界のヒカリ」もほっこりした。
    一人ぼっちでも一人ぼっちじゃない。

  • 恋愛小説からSF的小説まで、一年の様々な日にちなんだ様々な小説が入った短編集。紅玉いづきさんの「青春離婚」が良かった。他もそこそこレベル。

  • 暦のイベントにちなんで綴られた物語。

    5話収録されていて、どれもちょっと変わった話で面白かった。

    犬村さんの作品は、なんだよひたすらストーカーキモすw
    と読み始めは思っていたけど
    まあ最終的にもストーカーなんだけど←
    あの分量でありながらけっこう壮大な話だった。

    塾の日の話は、
    自分も趣味で小説を書いたりするので
    とても興味がある内容だったけど
    やはり自分で書いてこそだよなぁと思う。
    未だにPCで打つよりは紙に書いた方が集中できる。

    『青春離婚』はタイトルから
    夫婦ごっこの破局?とだけ思っていたけど
    結婚に関して前向きになれない自分自身にも少し響く内容だった

    最後の大晦日は
    胸が痛くなる話だった。
    やるせない…幸せになってくれたらいいな
    ヒカリもだけど、屋根裏の男も、ね

  • 下巻の目玉はやはり紅玉いづきの「青春離婚」。
    この人の作品はなぜこんなに心動かされるのか(/_;)

    他の作品の作家の他作品も読んだことあるから、あぁ、この人はこんな感じだったなーとか思いながら読んでた。
    渡辺浩弐の安定ぷりがハンパないw

  • ◇9月13日 十五夜
    犬村小六「月のかわいい一側面」

    ◇9月17日 敬老の日
    渡辺浩弐「親愛なるお母さまへ」

    ◇10月9日 塾の日
    滝本竜彦「おじいちゃんの小説塾」

    ◇11月22日 いい夫婦の日
    紅玉いづき「青春離婚」

    ◇12月31日 大晦日
    泉和良「下界のヒカリ」

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

1971年生まれ。小説家。代表作に、「とある飛空士」シリーズ、『レヴィアタンの恋人』(ともにガガガ文庫)などがある。

「2014年 『サクラコ・アトミカ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

犬村小六の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×