Fate/Zero(6)煉獄の炎 (星海社文庫)

著者 :
  • 星海社
4.37
  • (176)
  • (112)
  • (39)
  • (5)
  • (1)
本棚登録 : 1281
感想 : 86
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061389120

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ライダー組がよかった!!ウェイバーの人間としての成長ぶりやイスカンダルの王としての魅力がかっこよかった!!

    ギルの王としての器のでかさもいい!!

  • 1~6巻通しての感想です。

    アニメ視聴組だったんですが、前半クール13話目を見た時点で、
    「続きが…続きが気になる…4月(後半クール放映開始)まで待てない~」
    などとつぶやきながら、原作全6巻を購入。
    正直ラノベ的なものは初読だったのですが、ストーリーに引きこまれて、一気に読み終えました。
    なるほど原作本を読んでおいたほうが、アニメでは省かれていたりさらっと流されていた登場人物それぞれの心情がわかっていて、4月からの後半クールも視聴を楽しめそうです。
    正義の味方になりたかったのに、外道と呼ばれた切嗣、聖職者でありかながら愉悦を追い求めた綺礼、この二人の描写が対照的で、複雑な心理描写はなるほどね、と納得できて、やはり原作を読んでよかったです。

    ヒトの願望、願い…一つ一つは純粋な想いであったはずのものがいくつも、何世代も、あまた集結してしまうと、このようなグロテスクな「この世全ての悪(アンリマユ)」となってしまうのか…この辺りがこの本のテーマなのかなぁと読んでいて思いました。

    正直ラストは救いがないというか(わずかにはあるのかな? 士郎が登場するstaynightに至る部分なんかは、かすかな希望も感じさせられます)、ほろ苦い終わり方ではありました。
    とくに雁夜のラストなんかは、もう報われなさすぎて悲しいです。

    唯一、ウェィバー&ライダー(イスカンダル)組のエンディングが、ウェイバーの成長を感じさせてくれて、この二人だけが唯一のカタルシスだったかもしれません。

    作者が、どのキャラクターにも肩入れせずに、平等な群像劇として描いているなぁと感じました。筆致があまりにも冷静だったからかもしれません。

    おそらくこの作品、staynightの後付けとして執筆されたのでしょうけど、後付けでここまで描けたらスゴイと思います。話のふくらませ方や、staynightにつながる、設定の整合性など、ピシッとまとまっていると思います。

    まぁ、第4次聖杯戦争がこんな終わり方をしたから、10年後に第5次聖杯戦争が勃発するわけで…その辺りの理由もうまくつながっていると思いました。

    お勧めは第4巻。サーヴァント&マスターの背景、心理描写から、一気に話が進んで大掛かりなバトルになります。この辺りは読んでいて本当に面白く、ページをめくる手が止まりませんでした。

    アニメを見ていない人も、見ている人も両方オススメしておきます。
    どちらでも楽しめると思います。

  • ついにその本性を顕にした言峰綺礼の罠に、敢えて真正面から立ち向かう衛宮切嗣。燃え盛る煉獄の炎の中、絶望に打ち拉がれたセイバーを待ち構えるアーチャー。熾烈な第四次聖杯戦争を生き残った英霊と魔術師は今まさに満身の力を振り絞り、最終決戦に挑む。宿命の対決の火蓋は、切って落とされた——。虚淵ハードボイルドの精華、ここにあり!
    これは始まりに至る物語——。慟哭の最終巻!
    (解説:奈須きのこ)

  • 綺礼さん強すぎ

  • キモはライダー組の交流に尽きると思う。

  • Fate/Zero (1)~(6)
    虚淵 玄
    武内 崇・TYPE MOON イラスト
    講談社  星海社文庫
    (2011/ 1/12~ 6/10)

    ゲームで人気だったそうだ
    ゲームと派隔絶しているおばちゃんにはさっぱりだけれど
    これは その10年前のお話し
    アニメもすごいらしい

    歴史上の英雄がいっぱい出てきて時間を忘れて読んだよ
    自分に呆れながら

    ストーリーも文もワクワク
    これはアニメだと思うわ
    みないけど

    ≪ 歳忘れ ゲームのキャラと 駆け抜ける ≫

  • 聖杯戦争は終わったが、それは希望の願望機ではなく「絶対的悪」であった。セイバーとバーサーカーの因縁の対決がひどくあっさりと終わってしまい、最後にはセイバーも無間地獄のような戦場に戻され、救いは一切ない。そんな血みどろの戦争のなかで、ウェイバーとライダーが一貫して清涼剤だったし、この物語はウェイバーの成長物語として読むのが正しいように思われる。

  • ウェイバー成長した~。ウェイバーとライダーのコンビは癒しだったな。
    追い求めた聖杯は・・。
    ゼロへと至る物語

  •  いま初めて、綺礼は祝福を感じていた。生涯を通じてただの一度も彼を顧みることのなかった神が、ようやく導きを示している。
     求めていたのは、この憎しみだ。歓喜とともに剣を執る理由だ。
    (P.95)

    「時空の果てまで、この世界は余さず我の庭だ。故に我が保証する。世界は決して、そなたを飽きさせることはない」
    (P.110)

  • おもしろかった

全86件中 51 - 60件を表示

著者プロフィール

Nitroplus所属のシナリオライター。小説家。主な代表作は『Phantom PHANTOM OF INFERNO』『Fate/Zero』『白貌の伝道師』。

「2015年 『RPF レッドドラゴン 6 第六夜(下) 果ての果て』 で使われていた紹介文から引用しています。」

虚淵玄の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×