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- Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061455962
感想・レビュー・書評
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内容紹介
「戸を高く開けよ 門を広く開けよ 光栄の主は来り給わんとす」ドイツの人々の生活はキリスト教と切りはなせない。人生への深い思索、外人への篤いもてなしの心、季節ごとの祝日など、すべてのことの根底にキリスト教の精神が色濃くただよっていた。ただ、過ぎし16世紀の“宗教改革”による分裂の影は今もなお残り、独特の心性が生みだされてきた。カトリックとエヴァンゲリッシェ(新教)、2つの教会という視点からドイツの歴史・文化への接近を試みた本書は、新鮮な観察と洞察に満ちたドイツ入門の書である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
下巻では、ドイツの宗教事情と年中行事が取り上げられます。
著者はこの本の中で、カトリックとプロテスタントの教義の違いから、両派の人びとの生活態度の違いにまで説き及びます。また、キリスト教との関わりの深い年中行事についても解説がなされていて、共産主義者と無神論者を除く人びとが敬虔な信仰を抱いていることが語られています。これも、現代ではかなり事情は変わっているのではないかと思いますが、60年前のヨーロッパが、まだ敬虔な雰囲気に満たされていたことが分かります。
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