「ミステリーの館」へ、ようこそ-名探偵夢水清志郎事件ノート (講談社青い鳥文庫)
- 講談社 (2002年8月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061485976
作品紹介・あらすじ
引退した老マジシャン、グレート天野のつくった『ミステリーの館』。そこに招待された人々を待っていたのは、幻夢王(げんむおう)と名乗る謎の人物からの脅迫状だった。そして翌日、第一の予告状にあった「消失マジック」のことばどおり、老夫人が部屋から消えた……。密室のトリックの謎にいどむ夢水(迷)探偵の推理が、またまた読者をあっといわせる。名探偵夢水清志郎事件ノート第10作!
感想・レビュー・書評
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ちゃんと読んだ初めての小説。
知り合いが読んでいたから自分も何となく買って読んだけど「こんなにも小説は面白いのか」と、今まで生きていた中で一番の衝撃を受け、退屈な日常がどこかに吹き飛んでいってしまったみたいだった。(今まで、といっても当時小学3年だけど笑)
読書に没頭していくきっかけになった本でもある。最初に出会ったのがこの本じゃなかったら本を読むことに今ほど楽しみを見出だせていなかったかも。はやみねかおるに(いい意味で)人生狂わされた人間は多分私だけじゃないはず。
袋とじの本が珍しいということすら知らずに読んでいた。楽しかった。初めて読んだ時から何年も経つけど、今でもたまに当時の気持ちを思い出すように本を開いている。自分にとって大切な一冊。 -
小学生の頃はまっていました。何度も何度も読んでたみたいで、ほとんど内容を覚えていました。
当時はあんなに時間がかかっていたのに、1時間ちょっとで読めてしまいました。
学童向けだけど、大人が読んでも面白いと思います。 -
「人間はいつだって、自分にあう世界をもとめて欲求不満になっている。そやけど、そんな世界なんて、ほんまにこの世にあるんですかね?ーーそれこそ幻想やと思いますよ。」
さらっとした文章なのに、心にグサリと刺さる、はやみねかおるの世界が、私は大好きだ。 -
図書館で借りたので袋とじは楽しめず残念だった。
シリーズの中でも、とても驚くようなラストになっていて面白かった。 -
小中学生の頃に大好きだった夢水清志郎シリーズ。私のミステリー小説好きな所は、思えばこの頃からもうそうだったのかもしれないな〜。
中でも本作には、子どもながらにちゃんと衝撃を受けたのを覚えてる。子ども心を掴む袋とじの仕掛けにも大興奮だったな。
人が死なないミステリー小説。素敵です。大人になって色んなミステリーを読んだ今だからこそ、改めてまた読み返したくなるシリーズです。 -
最後に麗さんが天野さんの声で喋ってたのが不思議