リズム (講談社青い鳥文庫)

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感想 : 47
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061487284

感想・レビュー・書評

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  • 実は初めて森絵都さんの作品を読みました。

    主人公は中学生の女の子でしたが、いくつになっても夢や将来への迷いは共感できるような気がしました。

    『自分のリズムを大切に』
    真ちゃんがさゆきに伝えたことですが、それは案外難しいと思います。
    でもそれができれば自分らしくいられるのでしょうね。

    楽しかった昔はもうもどってこないけど、やりたいことをやる楽しい未来を語り合いたい、私もそう思えたらいいなと感じました。

  • 人生で好きな作品ベストスリーのひとつ!
    じぶんのリズムを忘れるな、雑音に惑わされるな、ということばは読んでからずっと、こころの片隅に置いています。
    小学生の頃、子どもながらに悩んでいた時期にこの作品と出会い、目の前がひらけた思いでした。
    社会人となった今でも、いま自分は思うように生きられているか、リズムは狂っていないか、たまに問いかけながら
    暮らしています。

  • こういう、中学生くらいの青春なお話ってすきです。
    心があったかくなる。

  • 2007/7/9
    青い鳥文庫ナメたらアカンね。
    すごい面白い。大人も子供もみんな読んで欲しい。
    大西先生が素敵で涙が出た。

  • 自分のリズムを崩すなっていうお話。
    受験の時に読んだから共感倍増。面接のときも「どんな本を読みましたか」の質問にこれとゴールドフィッシュ答えた。

  • 外に出て、様々な人と接して、いろんな思いをして、そうして過ごしていくうちに、自分のリズムを見失ってしまうことがよくあります。
    そのたびにこの小説を思い出し、ゆっくりゆっくり、私のリズムを大切にして生きています。
    たくさんの人に読んでもらいたい作品です。

  • 高校一年生で出会ってから何度も読んできて、何度でも心に刺さる。自分のリズムを持ち続けるって難しい。

  • 中学生のかっとうが描かれている。
    従兄弟の、ちょっとレールを外れたバンドで成功することを目指してがんばる姿に自分の夢をたくしている中学生のお話。
    人の夢ではなく、自分の夢を見つけなさいというのは、まったくその通り。
    テツがいい味出してる。

  • 10代の頃に読みたかった。子どもが思春期を迎える頃に読ませてあげたい。

    自分のリズムで生きること、楽しむこと。
    思春期の心の葛藤と、その時の自分が欲しかった言葉たち。優しさ、思いやりが詰まった作品。
    今だから理解できることもあるのだろうけど、でも中学生の自分に教えてあげたかった。
    漫画を読むよりずっといい。

著者プロフィール

森 絵都(もり・えと):1968年生まれ。90年『リズム』で講談社児童文学新人賞を受賞し、デビュー。95年『宇宙のみなしご』で野間児童文芸新人賞及び産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、98年『つきのふね』で野間児童文芸賞、99年『カラフル』で産経児童出版文化賞、2003年『DIVE!!』で小学館児童出版文化賞、06年『風に舞いあがるビニールシート』で直木賞、17年『みかづき』で中央公論文芸賞等受賞。『この女』『クラスメイツ』『出会いなおし』『カザアナ』『あしたのことば』『生まれかわりのポオ』他著作多数。

「2023年 『できない相談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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