感染症の時代: エイズ、O157、結核から麻薬まで (講談社現代新書 1523)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061495234

作品紹介・あらすじ

目に見えない病原微生物にどう対応すべきか。広まる危険のある新興再興感染症の予防・制圧法を考察する。

感想・レビュー・書評

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  • 感染症の本には大抵インディアンの歴史が書かれている。スペイン人を中心とするヨーロッパ人にインディアンは虐殺されたが、最も多かったのは感染症による死亡であった。家畜文明をもつヨーロッパ人はウイルスにさらされてきたのだろう。そのヨーロッパ人がアメリカで移されたのは梅毒であった。病気のフェアトレードだ。
    https://sessendo.blogspot.com/2020/04/o157.html

  • [ 内容 ]
    目に見えない病原微生物にどう対応すべきか。
    広まる危険のある新興再興感染症の予防・制圧法を考察する。

    [ 目次 ]
    序章 変貌する感染症
    第1章 文明と伝染病
    第2章 病原微生物の発見
    第3章 伝染病の重症化と軽症化
    第4章 伝染病以外の感染症
    第5章 ワクチン
    第6章 感染症のサーベイランス
    第7章 真の文明伝染病?梅毒とエイズ
    第8章 「伝染病」としての麻薬中毒
    終章 二十一世紀日本の感染症とその対策

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    [ 参考となる書評 ]

  • 歴史を通じて感染症(伝染病)を学ぶ本。<br>歴史はつねに伝染病によって左右されてきた。古代より人口の集中する都市部では伝染病は由々しき問題であった。人間と伝染病は切って離れない長い付き合い。それなのに病原性微生物に対する認識が普及し始めたのは、そこそこ400年前っていうのにはオドロキだー。

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著者プロフィール

1940年山梨県生まれ. 東京大学医学部卒業, 同大学院博士課程修了. 国立予防衛生研究所研究員, 国立公衆衛生院衛生微生物学部長, 国立予防衛生研究所感染症疫学部長, 国立感染症研究所感染症情報センター長を経て, 2001-12年大妻女子大学家政学部教授. 国立感染症研究所名誉所員. 大妻女子大学名誉教授.著書 『文明とアレルギー病――杉花粉症と日本人』(講談社, 1992年)『感染症の時代』(講談社現代新書, 2000年)『母子手帳から始める若い女性の健康学』(大修館書店, 2012年)訳書 E・ノルビー『ノーベル賞の真実――いま明かされる選考の裏面史』(東京化学同人, 2018年)P・ヴィンテン=ヨハンセンほか『コレラ、クロロホルム、医の科学――近代疫学の創始者ジョン・スノウ』(メディカル・サイエンス・インターナショナル,2019年)

「2020年 『感染症 増補版 広がり方と防ぎ方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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