感染症の時代: エイズ、O157、結核から麻薬まで (講談社現代新書 1523)
- 講談社 (2000年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061495234
作品紹介・あらすじ
目に見えない病原微生物にどう対応すべきか。広まる危険のある新興再興感染症の予防・制圧法を考察する。
感想・レビュー・書評
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感染症の本には大抵インディアンの歴史が書かれている。スペイン人を中心とするヨーロッパ人にインディアンは虐殺されたが、最も多かったのは感染症による死亡であった。家畜文明をもつヨーロッパ人はウイルスにさらされてきたのだろう。そのヨーロッパ人がアメリカで移されたのは梅毒であった。病気のフェアトレードだ。
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[ 内容 ]
目に見えない病原微生物にどう対応すべきか。
広まる危険のある新興再興感染症の予防・制圧法を考察する。
[ 目次 ]
序章 変貌する感染症
第1章 文明と伝染病
第2章 病原微生物の発見
第3章 伝染病の重症化と軽症化
第4章 伝染病以外の感染症
第5章 ワクチン
第6章 感染症のサーベイランス
第7章 真の文明伝染病?梅毒とエイズ
第8章 「伝染病」としての麻薬中毒
終章 二十一世紀日本の感染症とその対策
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
歴史を通じて感染症(伝染病)を学ぶ本。<br>歴史はつねに伝染病によって左右されてきた。古代より人口の集中する都市部では伝染病は由々しき問題であった。人間と伝染病は切って離れない長い付き合い。それなのに病原性微生物に対する認識が普及し始めたのは、そこそこ400年前っていうのにはオドロキだー。