アジアの歩き方 (講談社現代新書 1576)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061495760

作品紹介・あらすじ

食、危険回避の方法、常識の違い、日本との関わり、ボーダレス化するいまの姿など、アジアの「真実」が見えてくる。

感想・レビュー・書評

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  • 1999年日本経済新聞と2000年~2001年読売新聞連載のエッセイ。
    1980年~2000年頃のアジアの様子が数々の体験談を通して浮かび上がってくる。

  • 昔は、日本が先頭となってアジアの国々を引っ張ってきた。しかし、現在のアジアは得意分野では日本より先行する国が多くなってきている。
    そこで、筆者は今のアジアは「供時性」で結ばれていると分析する。つまり、アジアの各国で同時並行的に現れているのではと。

  • 一昔前のアジア・旅のエピソード集と言ったところか。根拠薄弱な世代論と、上から目線の教導的物言いが些か鼻に付くが、70年代のアジアの姿が伺え興味深かった。著者が野村進でなければ良書と言っても良い。しかし著者はあの『コリアン世界の旅』、『アジア新しい物語』の野村進であり、他のノンフィクション作品を含めて比較しても、本書が同じ作家の作品とは思えなかった。ある意味、飾らない著者の性格がストレートに出ていると見ることもできるが。未読の処女作『フィリピン新人民軍従軍記』の執筆秘話が紹介されているのが収穫と言えば収穫。

  • アジアを垣間見てきたものとしては、おもしろく読めた。
    戦前にサイパンに日本人街が築かれて、かなり栄えていた話はびっくり。香川照之さんが中国映画に出演していた話も知らなくて、日本であまり取り上げられてなかったのが意外。
    文章読みやすいけど、ちょっとオチが迷子になったり、因果関係がおかしかったりというくだりがあったように思う。

  • (「BOOK」データベースより)
    食、危険回避の方法、常識の違い、日本との関わり、ボーダレス化するいまの姿など、アジアの「真実」が見えてくる。

  • [ 内容 ]
    食、危険回避の方法、常識の違い、日本との関わり、ボーダレス化するいまの姿など、アジアの「真実」が見えてくる。

    [ 目次 ]
    プロローグ 旅立つ前に
    第1章 ディープ・アジアの旅
    第2章 されど渡る世間に鬼はなし
    第3章 意地でも同じものを食ってやる
    第4章 私のアジア事始め
    第5章 “アジアはひとつ”なんてわけないだろ
    第6章 どれがいったい“日本”なんだ
    第7章 それぞれのアジア
    第8章 定住する日本人

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    [ 参考となる書評 ]

  • 残念ながら、内容は忘れてしまいましたが…w
    いっきに読んでしまえるほど、興味深いものだったことは確かです☆
    これも、父親がたまたま読んでいた本を、横取りしましたww

  • 野村さんの本だったので借りてみた。一気に読めました。読了後久々に『コリアン世界の旅』(数少ない蔵書)読もうかと思って探したのだけれど、よく考えたら友人に貸しっぱなしでした。

  • スラム街が一番安全。

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著者プロフィール

野村/進
1956年、東京都生まれ。上智大学外国語学部英語学科中退。78~80年、フィリピン、アテネオ・デ・マニラ大学に留学。帰国後、『フィリピン新人民軍従軍記』で、ノンフィクションライターとしてデビュー。97年、『コリアン世界の旅』で大宅壮一ノンフィクション賞と講談社ノンフィクション賞をダブル受賞。99年、『アジア新しい物語』でアジア太平洋賞を受賞。現在、拓殖大学国際学部教授もつとめる。主著に『救急精神病棟』『日本領サイパン島の一万日』『千年、働いてきました――老舗大国企業ニッポン』。近著は『千年企業の大逆転』

「2015年 『解放老人 認知症の豊かな体験世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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