時間は実在するか (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061496385

感想・レビュー・書評

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  • 「時間が実在しない」っていうことが想像できますか?
    相対性理論でも時間の存在は大前提ですよね。でも物理学的には時間はどうも実在しないということらしいです。
    2007(1)

  • いや…難しい。再読します。わくわくしたけど難しい!!

  • よむよむ第75回

  • 理解できなかったまたはつまらない。高等な言葉遊び。

  • 未読です。読んでみたい。

  • タイトルの通りかなり哲学的な内容を扱った本です。内容はマクタガードの時間非実在論とその証明の過程を紹介した後、それに対して著者が反論を行うというもの。内容が内容だけにかなり難解で、何度か読み返さないと理解は難しいかもしれません。しかしながら時間をA系列、B系列、C系列に分類し、時間が実在すると仮定した時にその主張者が陥る無限循環を指摘することにより背理法で時間の実在を否定したマクタガード、そしてそのマクタガードが用いた論理をマクタガード自身に適応することによりマクタガードが循環の輪の中に取り込んでしまわれることを指摘した著者の論理戦はかなりエキサイティングです。時間の実在がどーのこーのは結局完全に理解することはできませんでしたが、この論理戦だけでかなり楽しめました。時間があればもう一度読み返して今度こそ理解したいですね。

  • <div class="booklog-all" style="margin-bottom:10px;"><div class="booklog-data" style="float:left; width:300px;"><div class="booklog-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061496387/ieiriblog-22" target="_blank">時間は実在するか</a></div><div class="booklog-pub">入不二 基義 / 講談社(2002/12)</div><div class="booklog-info" style="margin-top:10px;">Amazonランキング:14,430位<br>Amazonおすすめ度:<img src="http://booklog.jp/img/5.gif"><br></div><div class="booklog-link" style="margin-top:10px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061496387/ieiriblog-22" target="_blank">Amazonで詳細を見る</a><br><a href="http://booklog.jp/asin/4061496387" target="_blank">Booklogでレビューを見る</a> by <a href="http://booklog.jp" target="_blank">Booklog</a><br></div></div><br style="clear:left"></div>

  • いきなりタイトルで剛速球を投げられた感じで普通の人はその段階ですでにいささか怯むに違いない一冊。マクタガートの時間の非実在性の議論を古今東西の時間論を追いつつ検討し、後半で著者の自説を展開するという、構成はわかりやすいはずで扱い方もわかりやすいはずなのだけど、どうしても内容がわかり辛いという哀しい一冊です。でも、頑張ると……けっこう頑張ると、このあたりの問題を把握できて問題がどこにあるのかわかるはずです。<BR>
    <BR>ちなみに、この新書の出版は2002年なのですが、どういうわけかこの時期にマクタガートの時間論を扱うような書籍がわりとでています。植村恒一郎<A href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4326153598/yumemine-22" target="_blank">『時間の本性』</A>(2002)や中山康夫<A href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4326153679/yumemine-22" target="_blank">『時間論の構築』</A>(2003)がともに勁草書房からでていたり。青山拓央<A href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062691639/yumemine-22" target="_blank">『タイムトラベルの哲学』</A>(2002)とか野矢茂樹<A href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/488679081X/yumemine-22" target="_blank">『同一性・変化・時間』</A>(2002)も近いかな。なんか流行りでもあったのだろうか、それともそれだけ普遍的なテーマということか。入不二先生は<A href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4393329031/yumemine-22" target="_blank">『相対主義の極北』</A>(2001)でも扱っているし、なんと、2004年10月号の『思想』でも「時間と矛盾-マクタガートの矛盾を書き換える」という論文を発表なさっています。ファンは追うのだ。

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著者プロフィール

入不二基義(いりふじ・もとよし):1958年生まれ。東京大学文学部哲学科卒業、同大学院博士課程単位取得。専攻は哲学。山口大学助教授をへて、現在、青山学院大学教育人間科学部教授。主な著書に『現実性の問題』(筑摩書房)、『哲学の誤読――入試現代文で哲学する!』(ちくま新書)、『相対主義の極北』(ちくま学芸文庫)、『時間は実在するか』(講談社現代新書)、『時間と絶対と相対と――運命論から何を読み取るべきか』(勁草書房)、『足の裏に影はあるか? ないか?――哲学随想』(朝日出版社)、『あるようにあり、なるようになる――運命論の運命』(講談社)など。共著に『運命論を哲学する』(明石書店)、『〈私〉の哲学 を哲学する』『〈私〉の哲学 をアップデートする』(春秋社)などがある。

「2023年 『問いを問う 哲学入門講義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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