入門! システム思考 (講談社現代新書)

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感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061498952

感想・レビュー・書評

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  • イマイチ

    前半は一般論で、全く響かず。
    後半も抽象的な感じで、これは使える!って感じがなかった。

    あまりオススメしません。

  • ループ図だけが“システム思考”ではありません!!
    http://www.amazon.co.jp/review/R3RHS1GO9FNM69/ref=cm_cr_rdp_perm

  • 「問題パターンはあくまで構造が引き起こしている、
    人や自分を責めない」

    この考えが共有されていれば
    解決される問題がたくさんある
    この考えを知っていれば
    対処する方法を探す事ができる

    これは入門だったのでもっと詳しく知りたいとおもった

    自分の視点から見る問題点は
    たいていピントが外れている そういうものなんだよね

  • 入門となっているけど、自分には難しい内容でした。

  • タイトル通り「システム思考」の入門本。問題を解決しようとする場合、つい問題そのものだけに目が行ってしまうため、Aの問題解決をしたために新たにBという問題が発生するといった事態が起こる。あらゆるモノとモノの間には相互作用があり、全体を俯瞰して関係を見定める目が大切。よく問題解決の上手な人は「目の付け所が違う」など言われるが、そういう人は自然にシステム思考をしてレバレッジ・ポイント(東洋医学のつぼのようなもの)を見つけているのだと思う。

  • 今色々な問題が日本にあるけど、その問題を考えるときにこのシステム思考は大事。震災からの復興、原発の問題解決、日本の政治、マスコミの姿勢も。自分自身の仕事や生活にも役立つ考え方。問題解決は行き当たりばったりではなく、全体の構造から考える。小さな力で構造から変えれるようなレバレッジポイントを探すこと。

  • システム思考入門書としては良書。分析的思考 vs システム思考 という形でカレーライス作りを例にしながら、両方の思考が現実には必要なことを例示している。

    時系列パターンやループ図を書くことで、解決のきっかけを作る。

  • 世の中のさまざまな問題を解決するためには、個々の問題を個別に分析して対策を打って(分析的思考)いては、モグラたたきのように新しい問題を生み出す。全体をシステムとしてとらえ、構造を解析して問題を解決する方法を考えるのがシステム思考という学問。自己啓発本、ハック系の本に書かれている「やる気を出す」、「継続する」といったことを、ループ図という図を書いて分析してみているところはおもしろかった。自己啓発、ハックも「学問」になっているようだった。[private]「ループ図」p.85フィードバックループの二つの形・自己強化型ループ・バランス型ループ[/private]

  • 要素還元ではなく関係概念で物事を捉えるシステム思考。
    見えない繋がりが見えれば構造を理解する事ができる。この考え方は今後非常にためになると思う。
    バタフライ効果って本当面白いね。

  • 一つの事を掘り下げて調べつくすのが分析的思考。
    全体の影響を時系列も含めて考えるのがシステム思考。

    例えば、ギターの演奏で考えれば、
    前者の場合、音に着目して、シールドの違いを徹定期的に
    調べたとします。いいシールドを使えばいい音が出る。
    かもしれませんが、腕がそもそもなければ何の意味もないです。

    全体で考えれば、ギター本体、弦、ピック、ジャック等の接点、シールド、
    アンプ、演奏環境、聴く位置、弾く技術etc。
    いくつもの要素が複雑に関係してます。

    シールドだけで考えれば短い方がロスが少ないので、
    と言って、1mのシールドしか持っていなかったら演奏はできません。
    スタジオでもアンプに張り付いてひかないとになってしまいます。

    時系列で考えたら、よく滑り、弦が全くさびない指板潤滑剤が
    開発されたとします。しかし普段使っているうちはいいが、
    長年使うとネックが腐る、なんて言うのは却下なわけで。

    当たり前の事のようですが、そういった全体を見て、
    考えることは人間にはうまくできません。

    また、物事を見る側の人間も変化するし、環境も変化するわけですし。

    他にもいくつかポイントがあって、

    副作用なんて存在しない。予期しなかっただけで、全てが作用なのです。

    パターンを見つけて、構造を理解し、その問題点を見つけ、
    このままのパターンと望ましいパターンのギャップを比べる。

    そして、構造に問題があるため、人を責めないことだそうです。

    それってすげーむじぃー。
    問題はその人ではなく、その人がそういったふうになった構造が
    問題なんだと考えないといけない。

    なので自分も頑張ってみました。
    例え、恐ろしいほどPCが使えない若手がいても、
    それはその人が悪いんじゃなくて、使わなくてもいい環境、
    それをチェックする機構や、使えるようになる構造がない。
    確かにその通り。うちの会社だと平均が恐ろしく低いから、
    それが負の連鎖になって、若手だろうとレベルは低いまま。
    どうにかせねば。。。

    でもついカチンをきちゃいますよね。
    「3年目でその質問をするか・・・?」
    とか内心思って、ぐっと飲み込みます。
    まだまだシステム思考が未熟なようです。

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著者プロフィール

大学院大学至善館教授、有限会社イーズ代表取締役、株式会社未来創造部代表取締役社長、幸せ経済社会研究所所長、環境ジャーナリスト、翻訳家
東京大学大学院教育心理学専攻修士課程修了。『不都合な真実』(アル・ゴア著)の翻訳をはじめ、環境・エネルギー問題に関する講演、執筆、企業のCSRコンサルティングや異業種勉強会等の活動を通じて、地球環境の現状や国内外の動きを発信。持続可能な未来に向けて新しい経済や社会のあり方、幸福度、レジリエンスを高めるための考え方や事例を研究。「伝えること」で変化を創り、「つながり」と「対話」でしなやかに強く、幸せな未来の共創をめざす。
心理学を基にしたビジョン作りやセルフマネジメント術で一人々々の自己実現を手伝うと共に、システム思考やシナリオプランニングを生かした合意形成に向けての場作り・ファシリテーターを、企業や自治体で数多く務める。教育機関で次世代の育成に力を注ぐと共に、島根県隠岐諸島の海士町や徳島県上勝町、宮城県気仙沼市、熊本県南小国町、北海道の下川町等、意志ある未来を描く地方創生と地元経済を創り直すプロジェクトにアドバイザーとして関わる。

「2023年 『答えを急がない勇気 ネガティブ・ケイパビリティのススメ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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