ライト兄弟 (新装版) (講談社 火の鳥伝記文庫)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061499218

作品紹介・あらすじ

ウィルバー・ライト(兄)、オービル・ライト(弟)は、世界ではじめて動力つき飛行機で飛行することに成功しました。1903年のことです。1867年生まれの兄・ライト、1871年生まれの弟・オービル・ライトは、留守がちは牧師の父と、もの作りの資質に恵まれた母との間に生まれました。母は、何を作るのも、まず図面を引くこと、科学的に考えることを彼らに教え、もの作りの基礎を授けた人でした。
 多くの兄弟のなかでも仲よしだったふたりは、まだ幼い頃、そりを手作りするところからチームワークのよさを発揮します。そのそりが”とぶように”すべったこと、父からおもちゃのヘリコプターをもらったことから、空を飛ぶ夢は広がっていったのでした。
 ふたりは新聞の発行、印刷機の開発、自転車屋の経営などのかたわら研究を重ね、ついに世界はじめての動力飛行を成功させます。しかし、その技術は瞬く間に軍事に転用されていったのでした。

*巻末に人物伝つき
*小学上級から 
*すべての漢字にふりがなつき

感想・レビュー・書評

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  • 人が乗って飛べる飛行機を発明したライト兄弟の伝記

    『おや、どうしたの三人ともしょげた顔をして。友だちとけんかでもしたのかい。』
    『けんかなんかしないよ。つまらないから帰ってきちゃったんだ。』
    『つまらないってなにが…..。』
    『そりだよ。エドだって、ジョニーだって、アルだって、自分のそりを持ってるのに.....。』
    『どう。いっそのこと、おまえたちが自分でつくってみたら。』
    これがライト兄弟を工作に夢中にさせた理由だった...

    面白かったです。ぼくはライト兄弟が作った2人だけで、ほかに兄弟がいると思っていなかったので、7人いて、したから2と3番目だと聞いてすっごくびっくりしました。
    あとライト兄弟がいろいろな商売をしていたことも聞いてびっくりしました。
    あともうひとつ、2人がはじめてとんだ飛行機はワシントンのスミソニアン博物館に展示されているそうです。

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著者プロフィール

●1893年、千葉県に生まれる。東京帝国大学機械科卒業。内燃機関と二サイクルエンジン研究に関する権威で、東京大学教授、明治大学教授などを歴任。著書に『機械工学概論』『交通機械工学』『ある化学者の戦中日記』『動力の歴史』『日本のオートバイの歴史 二輪車メーカーの興亡の記録』『ライト兄弟 大空への夢を実現した兄弟の物語』など。1988年死去。

「2017年 『ライト兄弟 (新装版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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