完全独習現代の宇宙論 (KS物理専門書)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061532861

作品紹介・あらすじ

高校レベルの予備知識から出発し、読者が独力で現代宇宙論のエッセンスを理解できる独習書。無からの宇宙誕生から、元素の合成、天体の形成、そして宇宙の未来まで、宇宙の進化の歴史
に沿ってわかりやすく解説する。

感想・レビュー・書評

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  • 高校生の数学でもアインシュタイン方程式を解き、宇宙の神秘に迫れるという本。図版や簡単な解説でお茶を濁している一般書とは明らかに一線を画している。中学生、高校生で宇宙に興味がある人に是非勧めたい。物理雑誌のパリティに興味を持てる人は間違いなく引きこまれるであろう。ダークマター、ダークエネルギーの解説など興味深く読めた。

  • 宇宙論、宇宙の歴史を、基本的な微分方程式(フリードマン-ルメートル方程式)のみを軸にごまかしなく見事に解説している。

    高校の物理、数学(できれば化学も)を学び、大学で微分方程式を学んでさえいれば、最後まで一気に読み解ける。

    量子力学で定番の球面調和関数を押さえておけば、宇宙背景放射の「あの分布図」の意味も分かる。

    熱力学、統計力学、流体力学また量子力学を知っているとより深く楽しめる。

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著者プロフィール

大阪教育大学教授,理学博士,専門は理論宇宙物理学,とくにブラックホール降着円盤と宇宙ジェット.
 1956年宇部市生まれ.1978年京都大学理学部卒業,1983年京都大学大学院理学研究科(宇宙物理学専攻)博士後期課程修了.日本学術振興会特別研究員,大阪教育大学助手,助教授を経て,2004年4月より現職.
【主な著書】
『アインシュタインの宿題』(光文社,2003年),『となりのアインシュタイン』(PHP研究所,2004年),『100歳になった相対性理論』(講談社,2005年),『科学の国のアリス』(大和書房,2005年),『シネマ天文楽入門』(裳華房,2006年),Black-Hole Accretion Disks(共著)(Kyoto University Press, 1998, 2008)ほか

「2007年 『光と色の宇宙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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