観音経講話 (講談社学術文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (474ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061590007

作品紹介・あらすじ

東アジアの仏教圏には数多くの観音霊場があるように、観音信仰は昔から庶民の心の中に力強く根づいており、『観音経』は『般若心経』とならんで最も広く読誦(どくじゅ)されてきたお経である。このお経を一心に唱えれば、観音菩薩は聖観音、千手観音、馬頭観音など、三十三身に姿を変えて現われ、人々の苦しみや悩みに応じて教えを説いてくれるという。宇宙の根本原理を見事に血肉化した観音教典のこころを読む。

感想・レビュー・書評

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  • 2015.11.15
    「観世音」ってなに・・・・(・_・?)

    「世音を観る」ということでこの世の中のあらゆる悩み、声を聞いてくださることになる。・・・それは人間界のみでなく地獄界をはじめとしたすべての世界をいうのである。(P21)

    To be continued....

    2013.11.14
    観音さまって、どんなひと・・・・(・_・?)

    観音さんは観世音菩薩といわれるように菩薩であるが、もともとはたいへんに位の高い「正法妙如来」という立派な如来であった。このように高い位の仏が、どうして低い位の菩薩になられたのか、というならば、高い位の如来であったならば、低い段階にいるわれわれ衆生を救うことができないので、わざわざ如来から菩薩となって、一切衆生を救おうとされたのである。(P12-13)

  • 鎌田茂男さんの本はわかりやすい!!

  • 鎌田さんの観音経の講義本だが、その内容は観音経を離れより広く、その仏教の心とでも言うものを解説してくれていて、初学者にもとても読みやすい。巻末の索引からも学べる、まさに座右の銘。

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著者プロフィール

1927年神奈川県生まれ。駒澤大学仏教学部卒業。東京大学大学院博士課程修了。
東京大学東洋文化研究所教授、国際仏教学大学院大学教授などを歴任。専攻は中国・朝鮮仏教史。
文学博士。学士院賞受賞。2001年没。主な著書に『般若心経講話』『華厳の思想』『維摩経講話』などがある。


「2020年 『朝鮮仏教史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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