世紀末ドイツの若者 (講談社学術文庫 1136)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061591363

作品紹介・あらすじ

ドイツの若者のイメージを代表するワンダーフォーゲルは、反世紀末的で、反デカダン的であった。彼らは世紀末を次の世紀への飛躍の兆候としてとらえた。若者たちが創り出した雑誌「ユーゲント」も未来への希望を表現した。ドイツの世紀末は、パリやウィーン風の終末論的世紀末と異なり、未来志向の世紀末転換期であった。世紀末に生きるドイツの若者の生態を文化史的観点から斬新に描いた名著。

感想・レビュー・書評

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  • 世紀末ドイツの若者の間で一世を風靡した諸運動を内在的に解き明かしていく著作。対象とする時代が一緒でありながら、生松敬三『二十世紀思想渉猟』とは別の次元で、しかも同じ時代の精神を扱っている。両者を併せて読むことで、世紀末ドイツの様々な思想潮流を知ることができる。

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